契約11 ページ12
「A！一緒にトイレ行かない？」
ホグワーツに来て約1ヶ月。
一つ私には疑問があった。
何故女子というのはトイレを1人で行きたがらないのか。
『ごめんなさい…次の授業の準備がまだなの…』
「あー。それは仕方ないね。じゃあまた後で。」
『ええ。また後で。』
教室に向かっていると…
「きゃははっ！汚〜い。」
「ほんと！ドブネズミみたいね！」
1人の生徒によってたかっている集団を見つけた。
『何をしているのです？』
「あら。Ms.ノワール。」
「た、助け…」
『これは…』
「ああ。貴方もやる？気分がいいわよ。」
確かこの子は…レイブンクロー生の…なんて言いましたっけ？
そう。マートル・エリザベス・ワレン。
『いえ。お断りさせていただきます。』
「…は？」
「あ、ありがt」
『でも貴方を助けるとは言っていません。そのローブをつかんでいる汚らしい手を離していただきます。』
「…プッ！あんた！面白いわねぇ！どこの生徒？」
『スリザリンの5回生。A・ノワールと申します。』
「この間の転校生ってやつでしょ？」
『はい。覚えていただいており光栄です。…マートル・ワレン。その目はなんですか？』
「……」
『弱い上に睨みを利かすなんて…自分の立場をわきまえてくださいね。』
「…っ！」
『それより先輩方。鬱憤ばらしはいいですがここでは人が来ますよ？もうすぐ先生が通ると思いますので気をつけて。』
そう言って私は教室へ向かった。
先生に見られて濡れ衣を切るのはごめんですからね。
角を曲がろうとすると…
「やぁ。」
『あ。トム。昨日ぶりです。』
「さっきの見たよ？随分と厳しいんだね。」
『見られていましたか。正論を言ったまでですよ。私としてはあれくらい心が汚れている人の魂を見るとお腹がなりそうです。』
「それはMs.ワレンのことかい？それとも主犯の先輩方かい？」
『どちらもですよ。私の主食は貴方たちと違って人間の魂ですから。』
「そう言えばそうだったね。何故食べなかったんだい？」
『私は魂を食い散らかすような真似はしません。』
「悪魔は契約者の願いがかなったその時に代償の魂をいただくだっけ？」
『はい。ですが貴方の願いは「一生僕に仕える」でしたので結果的に私は魂を食べられないことになるんですよ。』
「ははっ。それは悪かったね。行こう。授業に遅れる。」
『話をそらさないでください！』
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美桜 - 爽健●茶さん» ありがとうございます！5周もですか？！ありがたいお言葉です！更新頑張っていきます！ (2017年11月26日 21時) (
レス) id: cc8a591ae6 (このIDを非表示/違反報告)
爽健●茶 - 続編おめでとうございます！この作品面白すぎて5周以上はする位です！これからも更新、頑張ってください！ (2017年11月26日 21時) (レス) id: 342205cf75 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 涙花さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年11月21日 22時) (レス) id: cc8a591ae6 (このIDを非表示/違反報告)
涙花 - すごく面白いです！更新頑張ってくださいね！ (2017年11月21日 19時) (レス) id: 5cad8058cb (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 爽健●茶さん» ありがとうございます！ご期待に添えるように頑張ります！ (2017年11月20日 19時) (レス) id: cc8a591ae6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜 | 作成日時：2017年11月19日 21時
