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藤「なんや自分、恋人の話しとるのに浮かない顔しとったから気になったんよ」
「わかります？」
藤「まぁな」
ほんまによく見てる人や
藤「先輩として、話聞いたるよ」
「ありがとうございます」
まだ頭の中が整理されていないから
思いつくままに話した私の話は
流星さんにはわかりにくい話やっただろう
それでも流星さんは最後まで聞いてくれた
「このまま彼のことが好きになれるか、わからなくて」
そんな言葉で私は話を締めた
考え込んでいる流星さん
やっぱり相談せん方がよかったんかな
すると
藤「オレらにとってのこの4年間ってめっちゃ大事やと思うねん」
流星さんは話し始めた
藤「オレらは卒業したら働かなあかん
それと同時に結婚についても考えるやろ？
でも働きながら出会いを求めるのは実際難しい
この4年間が重要になってくると思うねん」
やっぱり20歳を超えると将来のことも現実的になってくるんやな
藤「だからオレは将来が見える人を選べたらええなと思っとんねん
今すぐ結論を出す必要はないやろうけど
未来を考えるのは、ええ判断材料になると思うで」
この人は大人や
2つしか変わらんのにしっかりしとる
「ありがとうございます」
藤「あんま考えすぎてもええことないで、気楽にいこうや」
やっぱり素敵な先輩や
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作者名：カモミール | 作成日時：2018年1月7日 18時
