03 ページ14
「…また寝とる」
最近席替えで隣になった彼
名前は、神山くん
クラスでもあまり前に出るタイプではなく
一日の授業の半分は寝てるんじゃないかってくらい
気づけば寝ている
そういや神山って名前、なんか桐山に似てるな
見た目も性格も全くちゃうけど
桐山はどっちかというとうるさいタイプやったもんな
それにしても気持ち良さそうに寝とる
いつもなら気にせんと授業受けるんやけど
先生「ほな、次は出席番号6番」
「はい」
私の番号だ
ちなみに神山くんはその次の7番
授業もまだ半分以上あるから、たぶん次当たる
起こした方がええんかな
でもいきなり知らん人に起こされても迷惑かもしれんし
考えながらとりあえず当てられたところを音読していく
神「んっ…」
あ、目ぇ覚ました?
あくびしとるし(笑)
先生「次7番、ここ読めー」
やっぱり神山くん当たった
神「ん?どこやー」
起きたけどまだ寝ぼけとるみたいやな
「ここやで、71ページの3行目(小声)」
神「お、ここか、おおきに」
当てられたところを音読する神山くん
寝ぼけてるからか、少し舌足らずなところが
ちょっとかわいいな、なんて思った
52人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カモミール | 作成日時:2018年1月7日 18時