名前を付けるなら Akito.K (ページ11)

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卒業式

桐「オ、オレ…ほんまに((ｸﾞｽｯ」

「桐山泣きすぎや(笑)」

桐「オレほんまこういうのあかんねん(涙)」

何度目かの席替えの結果、中学校最後の隣の席は奇しくも桐山だった

桐「オレ、Aが隣の時が一番楽しかった。ほんまありがとう」

「私も楽しかったで、仲ようしてくれてありがとね」

桐「高校はバラバラやけどまた会おうな」

「そうやね、会お」

きっとこれは口約束

桐山と会うことは

たぶんもう二度とない

桐「あんな、オレたち、最強のコンビやと思うねん」

「え？なんや急に(笑)」

桐「なんかこうしっくりくるというか、

落ち着くというか、

自然体でいれるというか

まぁなんでもええ、とにかく

オレたち最強のコンビや」

こいつはいきなり何言うとるん？(笑)

そもそも私と桐山そんないうほど仲良かったか？

確かによく話しはしたけど

「なんやそれ意味わからんわ(笑)」

桐「ええの。これからも最強のコンビやからな」

「わかったわかった。最強のコンビな」

桐「おう」

これから先の未来で

この言葉と

それを言った桐山に

何度も助けられるなんて

この時の私は気付くはずもなく

涙で顔をゆがませた桐山は不細工やなー

なんて

ぼんやりと思っていた。

JHS編*完結