アラサー醜態女はナゼか年下に好かれる(なにわ男子)2

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長尾くんに誕生日メールを
送ってから４日後


帰ってきたら連絡するという
天使の言葉は期待せず
今日も夜間のスーパーでアルバイト



「あ〜〜‥肩痛い」




昨日ジムでの仕事終わりに
二の腕を引き締めようと筋トレしたら
筋肉痛に襲われた


セリフは完全にBBAだけど
筋肉痛だから！!
関節痛じゃないから！←





品出しをしていると
背後から人の気配が






「いらっしゃいまs‥‥」

「A。久しぶり」

「ゆう‥き‥」






まさかのヴォルデモート教ーーー叫

は?何？

どのツラ下げて目の前に現れてんだコラ
つか、話かけてくんな





「‥‥‥お帰り下さい」

「お客なのにヒドイな」

「アンタみたいな客を当店は受け付けておりませんので」

「俺‥彼女と別れたんだ」







は?！

いやいやいや‥

だってまだ全然っ‥





「俺‥彼女の遊び相手だったんだ。本命は他にいたらしくて‥俺のことはただのセ○レとしか思ってないって‥」


「アンタも彼女もろくでもないわね」呆


「だから俺はダマサれた被害者なんだ」


「だから?」


「だから‥‥俺にもう１度Aとやり直すチャンs‥


「ないです。さようなら。」






マジこいつは何を言ってるんだ

あんなヒドイことしておいて被害者？

被害者は私であって

お前は加害者側だろーが



また飛び蹴りされたいのかコイツは







「許せないのは分かる！!本当に悪かった！俺があんな女の誘惑に負けたからっ‥。」


「なんか人のせいにしようとしてるけどさ、そんなん意味ないから。アンタが浮気をする男って分かった時点でアウトなの。以上。立ち去れ」





ハエを追い払うように
あしらうと今度はしつこく腕を掴んでくる





「ちょ！!離してよ！!!」

「もう１回だけ！もう１回チャンス!」

「マジしつこっ‥警備員呼ぶぞ！?」








その時








長「Aさーん！!!!」







声のする方からキラキラ輝く
長尾天使がカワイイ笑顔で
駆け寄ってくるではないか！!!






「ま、まぶしい‥」





一気にその場の空気が浄化され
爽やかフレッシュな柑橘系の香りに満たされる






そしてそのまま止まることなく
私にギュッとハグ





うっわ〜‥‥‥
時間が止まるーーー‥‥





長「ただいまぁ!Aさん❤」

「おおおおかえり〜‥‥‥」

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