特殊捜査部隊【BTS】final

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事件解決を願いながら

心のどこかでは

そう願いたくない自分がいた







すごく自分勝手な想いだってことは

死ぬほど分かってるつもりだ








私の想いとは裏腹に

体は事件解決へと必死に動いていて…







元々ベクを殺した奴への復讐心で

この捜査に参加したはずなのに






いつの間にか






初めてできた大切な仲間との別れが嫌で


離れたくなくて








いざ、事件解決してみたら




嬉しいのか…さみしいのか…





自分の感情がわからない









今の気持ちはとにかくホースに会いたい


リーダーの奇跡の生還を喜んでる







それだけ









寮に帰るとすぐにグクが飛んできて








JK「おかえり！！リーダー！！」








グクが飛んでくるのが珍しくて私もリーダーもポカンとする






JK「あ、あの…今朝は…本当はあんなに怒るつもりは…無くて。喜びたかったんだけど、なんか許せない自分がいたってゆーか…本当はリーダーに会えて一番嬉しいのは俺です！！」






私の前ではツンツンなグクは

リーダーの前ではなんかカワイイぞ


何。

珍しく一生懸命喋って

私の時もそうしろよ







リーダーはクスって笑うと

グクの頭をクシャクシャ撫でる







RM「全部分かってたよ。お前の気持ちは」

JK「そう…でしたか…。ならいいです」





目を伏せて恥ずかしそうにしているグク






おい。

私といる時と態度違いすぎるだろ

なんだコレ

私は今何を見せられているんだ









「あー疲れた。私もう寝るわ」


RM「そうか？あとでゆっくり話したかったんだが…」


「今日はいいや。おやすみ」


JK「……。」









二人を横目に私はさっさと自室に帰った









服を脱ぎ捨ててベッドにダイブ






「……ついに…終わったんだ…」







だんだんと事件が終結したっていう実感が沸いてきて体の力が抜けていく






「ベク…。私…やったよ？やっと…終わったよ？」








返事なんて無いのは分かってるけど
つぶやいてみる









まさか主犯が親友だったなんて

知りたくなかったかな…







「荷物…。まとめないとな…」

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