特殊捜査部隊【BTS】final

JKfile ページ29

ヌナに押し倒されるリーダー


目の前にいるのはいつものリーダー



困ったように笑う
憧れのリーダー






また





見ることが出来た





また





会えた







嬉しい…

嬉しいけどっ…


俺の顔はどうやらかなり怒りに満ちていたらしい







走ってリーダーに駆け寄り

胸ぐらを掴んだ








RM「！？」

JK「ふざけないで下さいよ！！！」

全「！？」

JK「俺達がっ…どんな思いでっ…。心が壊れそうなくらいっ…ずっと…世界が終わったみたいでした！！！」






力任せにリーダーの胸を叩いて

怒りに満ちた顔で

涙を滝のように流した




自分でも上手く言葉を並べられてないのが分かる





RM「お、おおっ…。すまん…。怒ってるのか？それは…それとも喜んで…」


JK「怒ってますよ！！！非常に！」


RM「おおっ…。そうか…。わ、悪かった。悪かったよグギ。こ、怖いからちょっと手を離そうか。な？」

JK「もしっ…もしも…姿を消す算段まで立てていたとしてっ…俺達に何も言わなかったんだとしたらっ…俺は…」

RM「っ……」

JK「リーダーを許さない」








自分でもものすごい目力でリーダーに怒りをぶつけてるのが分かる


そして


こんな俺を初めて見るリーダーと


全員の視線









「私達全員…グクと同じ気持ちだよ。リーダー」


RM「………。すまん…。」









俺達の雰囲気に珍しくリーダーが押されていた








胸ぐらを離し

ヌナはリーダーに手を差しのべ





「とりあえず…。生きててよかった…。」







そっと微笑んだ









この後特殊捜査室に戻り


リーダーから事の経緯を聞いた









RM「まず、皆には謝らなければならない。改めて…すまなかった！！」









俺達に深々と頭を下げるリーダー

長い足が全部隠れる程に







RM「俺は…。あの爆発の直後、奇跡的に生きていたんだ。そばにはホソクもいた…」


JM「それでヒョンは！？」


RM「ホソクもかろうじて息をしていて…。そんな時…たまたま爆破現場付近にいた人が助けに入ってくれたんだ。その人は医者でホソクの状態を見てすぐに韓国の病院では助けられないと言ったんだ。それで、高度な医療を受けられる日本に今すぐ飛べと…」







ホビヒョンが…

そんな重症を…








RM「それで本当に信じがたい話なんだが、ドラマみたいな奇跡がまた起こったんだ。」

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