特殊捜査部隊【BTS】5

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『キャアアアアア！！！』





状況を理解したのかあちこちから
悲鳴が聞こえその場から逃げ出す見物客



まだこの状況がどんなに危険なのかが分からず
携帯で写真や動画を撮り出す命知らず





カメラを撃ち抜かれた男は
さらに銃で撃ってくる




弾が無くなるのを待つか…
いや…こんな騒ぎになってたらアイツ等が気付いてしまう…いや…もう向かってるかも









早くあの銃をなんとかしないと





突っ込むか…






わずかなスキを狙って銅像の影から
飛び出す



バン！バン！バン！





こちらも撃ちながら植木の影に滑り込み
そこからさらに命中率を上げるために
植木にあったデカめの石を頭めがけて豪速球で投げ込んだ←




頭には当たらなかったが足に命中し
男が転んだところに被さり技をかける




拳銃を離さない男の手首を地面に何度も叩きつけ手から拳銃を奪った




男「グアアッ！」

「私を殺せって命令された？それともっ…足止め？私より先にBTSを殺る気？！」






男は私の腹に一撃食らわすとさらに顔を殴ってきた






「はぁっ…はぁっ…」

男「悪いが俺は格闘術を心得てんだよ。邪魔するなら女の顔だっていくらでも殴るさ」

「随分っ…汚い格闘術だねっ。恥ずかしくないのっ？グハっ…」







さらに顔を殴ってくるコイツにだんだん
腹が立ってくる




おい、私のこの綺麗な顔面…崩壊したらどーしてくれんの







「オラアア！！！」

男「！？」






男の腹に足を巻き付け体を固定し
頭突きを食らわす






男「ウガアアアっ…てめぇっ！！！」

「私の顔を殴るとどうなるか教えてやるよ」




男も私も頭から血が流れ鼻を伝う







男「ふっ…。ここであがいたところでどうせ死ぬんだよ…お前等」


「勝手に決めつけないでくれる？死ぬかどうかは私達次第でしょ」


男「いや…チャニョルは…殺るよ？お前等を」








そう言って倒れる。
男は頭突きによる衝撃で気を失ったようだ







あーあ…
顔中血まみれ…
これでハロウィンイベント歩けるんじゃね？





雑に血を拭いて近くに来た警備員に
男を預けた




警備員「あの！あなたは救急車に」

「私は特殊捜査部隊BTSの者です。私なら平気ですから。まだまだやることあるんでこれで」

警備員「ですがっ…ちょっと！」








笑顔で手を振りその場を去った

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