特殊捜査部隊【BTS】5

JKfile ページ46

JK「ボイスガード機能というのはある特定の声しか拾わず、その他の雑音を消す…というか防御する機能のことです。ある特定の声というのは今で言うとチャニョルって人の事です。録音した音声をもとに居場所を探すんですよ」


TH「本当ならこーゆーのは鑑識とか科捜の仕事なんだけどねー。時間無いから…グギ頼んだ！」









何で俺！？

自分が出来ないからって俺に丸投げかよ



てか…

この変なコスプレのせいで指が使えねぇぇ！
グーパーしか出来ないよ…







JM「あーもー！俺やるからグギ教えて！」

JK「出来るんですか？その小さな手で」

JM「うるさいよ？ジョングク氏？」








音声を取り込んで雑音を防いでいく

だんだん音声が絞れていく








？「……ク…。もう……わる……ね…」






雑音に混じって確実に声を拾っていく



JN「なんて言ってんの？」

TH「……？？」

JK「もう少し…」







そして









CH「ベク…。待ってて。あと少しで全部終わる。君を殺したAと俺の邪魔をする奴等全員…処刑するから」







恐ろしい言葉を拾った









これはもう自白と見なしていいレベル









YG「決まりだな。コイツを確保だ。」









この声を拾った瞬間

自分の中に気持ち悪い程の不快感が

沸いてきて



頭が猛烈に暑くなるのを感じた






体中の血管が浮いてるみたいな感覚





これは怒りだ







俺ってこんなに怒れるんだって

この時初めて実感した








ヌナはずっとずっと
亡くなったベクさんを忘れられずに

ずっとずっと
想い続けて

それがどんなに苦しくて

切なくて






思い出しては涙を流してた


俺達が見てない時もたくさんあったはず







俺達の前ではどんなに強くても

強がっていても




ベクさんのことになると
溜まらず涙を流すんだ








そんなヌナを知ってるから


ずっと隣で見てきたから



今…こんな言葉を聴いて









JK「ハハ…。ハハハッ」








ハ ラ ワ タが 煮 え く り か え る よ









JM「場所…特定完了」

TH「えっ…。ちょっ…。これ…」









画面を見ると俺達の現在地とほぼ同じ位置に
マークが点滅している








JK「近くにいるっ…」

YG「周囲を警戒しろ！こっちに気付いてる可能性がある」








コスプレに身を包む人達

手の込んだメイクなら誰が誰だか分からない






冷や汗が止まらない

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