RMfile ページ23
皆が犯人を捜索している間
俺は救助活動の最前線にいた
街のド真ん中をまるごと破壊されたテロは
この国では前例が無く
各部隊のトップが集まり現場を指揮する必要があった
現場はそれでも混乱状態
テロ対策は普段から訓練してきたが
どこか現実味が無かったのは事実。
今まさにテロが現実になり
対策はしていたもののやはり想定外の問題が多すぎた
この国の危機管理能力の甘さが
垣間見れる
それにしても…
仲間の生死が分からないまま違う任務をこなすのがこんなに精神的に辛いとは
皆もこんなに辛い心境で犯人を探している
ある意味俺達にとって
これは拷問のようだ
救出される人々を見て
助かった命を見て
ああ、よかった…って思いたいのに
それができない
テテのことを考えるからだ
アイツはチームの中でも問題児で
意味不明な言動にチームはいつも
混乱し、怒り、呆れ
そして何より笑っていた
純粋で涙もろくて
誰よりも友達想いなアイツを嫌う奴は
世界中どこ探してもきっといないだろう
RM「お前が死んだその時は…BTSが死ぬ時だ…。」
そうつぶやいたその時
消防隊から無線が入る
消防隊「こちら第四消防部隊！応答願います」
RM「こちら特殊捜索部隊BTSチームリーダー。どうかしましたか？！」
消防隊「はい。捜索中の捜査員らしき人物が発見されました！BTSの手帳を所持しています！」
RM「テテ…っ…Vは生きてますか？！」
消防隊「心肺は正常。息はあります！ですが意識不明の重体です。すぐに病院へ搬送しなければ危険な状態です！」
RM「ありがとうございます！すぐに向かいます！」
意識不明の重体……
やはり爆発に巻き込まれたのか…
頼むっ……！！
どうか生きててくれっ…！
RM「全員。聞いてくれ。」
無線を入れチーム全員に呼び掛けた
JM「テテっ…テテは！？」
RM「発見された。アイツは生きてたよ」
そう言った途端に無線からは
全員の安堵の声やため息が聞こえてきた
RM「最後まで聞いてくれ。生きてはいたが…かなり危険な状態だそうだ。一旦任務を中断して病院に向かってくれ」
そう言うと無線が一気に静まり返り
息づかいすら聞こえない
みんな……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1876人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒカリ(プロフ) - ぐうさぎさん» コメント嬉しいです！ありがとうございます！作品を好きになってくれて本当に嬉しいです( ＾ω＾ )もっと頑張りますんで応援よろしくお願いします！ (2018年3月17日 21時) (
レス) id: aaf5fdeba0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - 名無し48388号さん» コメント、リクエストありがとうございます！とっても良いリクエストなんですが、ここに書くとネタバレになってしまってますので、難しいと思います( ；∀；)とても有難いお話だったのですが…すいませんm(__)mこれからも読んで下さると幸いです！ (2018年3月16日 12時) (レス) id: aaf5fdeba0 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうさぎ - ヒカリさんが書く作品大好きです！更新頑張ってください！ (2018年3月15日 7時) (レス) id: 06ad5dc108 (このIDを非表示/違反報告)
名無し48388号(プロフ) - いつも見させてもらってます！すごく面白いです！ここで1つリクエストなんですが、捕まえた犯人の取り調べのシーンを書いてもらいたいです。このシーンで初めてメンバーの前で主人公が泣いちゃうとか。お願いします！ (2018年3月13日 23時) (レス) id: 0ea84ae43d (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - 傀儡さん» 久しぶりですね！コメントまた頂けて嬉しいです(o^O^o)ありがとうございます！ありがちな展開は嫌なのでとにかく事件も恋も個性的に書いていきたいと思っております！グク以外もどうなるのかお楽しみにw更新頑張ります(*^-^*) (2018年3月13日 14時) (レス) id: aaf5fdeba0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒカリ
| 作成日時：2017年12月18日 18時
