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ジミンが私の顔を見上げた瞬間
雨に打たれながら
声を出して泣いた
その姿はまるで
２年前の自分のようだった
ジミンにとってテテは
かけがえのない親友
二人の仲は私でさえ分かるほどに
絆が深くてまるで兄弟みたいな雰囲気で
だから今、ジミンが怖くてたまらない気持ちが
痛いくらいに分かるよ
「ジミン、行こう。展望台に」
JM「……っ」
首を横に振る
「まだどうなったかなんて分かんないよ」
JM「………」
「アンタがテテを信じないでどうすんの」
JM「怖いんだよっ…。アイツを失うかもって思ったらっ…めちゃくちゃ怖ぇんだよ！」
「アイツは生きてる！！」
JM「そうやって……恋人は死んだんでしょ…」
ジミンの言葉が私の心の奥に
じんわりと刺さっていく気がした
JM「あ……。ご、ごめん。こんなこと言うつもりじゃ…」
「確かに。ベクは…あ。その人の名前ね？死んだよ。」
JM「………」
「けど、テテはベクじゃない。きっと生きてる。アイツが死ぬとか考えらんないよ」
JM「……。」
「もし、私の言ったことが間違ってたら…その時は…」
ジミンの濡れた前髪を
そっと整えて
「私も死んであげる。」
微笑みながら私がそう答えると
目をギュッととじて
大量の涙がジミンの頬を流れた
「もう、二度と…あんな思いはごめんだよ」
ジミンは涙を乱暴に拭き取ると
覚悟を決めたように
立ち上がり私の耳を触った
JM「ありがとう。A。行こう。」
「……。おう！」
こんな時に私が耳を触られるのが好きなことを
思い出したのかよ
余裕あるんじゃん
私達は雨の中を展望台へ向かって
走り出した
テテは絶対生きてる
私達の心配をよそに
どこからともなくヒョッコリ現れて
《あれ？皆どうしたの？》
とか言って呑気な顔して
ヘラヘラ笑うに違いない
そう、そうじゃなきゃ…
そうじゃなきゃ…
一生ジミンに恨まれてしまえ
展望台にたどり着くとそこは
火の海
周辺は爆発による爆風で
散々な光景だ
爆発の威力の強さを物語っていた
JM「テヒョナ……。」
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ヒカリ(プロフ) - ぐうさぎさん» コメント嬉しいです！ありがとうございます！作品を好きになってくれて本当に嬉しいです( ＾ω＾ )もっと頑張りますんで応援よろしくお願いします！ (2018年3月17日 21時) (
レス) id: aaf5fdeba0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - 名無し48388号さん» コメント、リクエストありがとうございます！とっても良いリクエストなんですが、ここに書くとネタバレになってしまってますので、難しいと思います( ；∀；)とても有難いお話だったのですが…すいませんm(__)mこれからも読んで下さると幸いです！ (2018年3月16日 12時) (レス) id: aaf5fdeba0 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうさぎ - ヒカリさんが書く作品大好きです！更新頑張ってください！ (2018年3月15日 7時) (レス) id: 06ad5dc108 (このIDを非表示/違反報告)
名無し48388号(プロフ) - いつも見させてもらってます！すごく面白いです！ここで1つリクエストなんですが、捕まえた犯人の取り調べのシーンを書いてもらいたいです。このシーンで初めてメンバーの前で主人公が泣いちゃうとか。お願いします！ (2018年3月13日 23時) (レス) id: 0ea84ae43d (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - 傀儡さん» 久しぶりですね！コメントまた頂けて嬉しいです(o^O^o)ありがとうございます！ありがちな展開は嫌なのでとにかく事件も恋も個性的に書いていきたいと思っております！グク以外もどうなるのかお楽しみにw更新頑張ります(*^-^*) (2018年3月13日 14時) (レス) id: aaf5fdeba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカリ
| 作成日時：2017年12月18日 18時
