特殊捜査部隊【BTS】

THfile ページ39

俺は人に取り入るのが上手い。



それが天然で出来てるのか
それとも計算なのか

俺にも分からない。

どっちもかもしれない。

あるときは天然で、あるときは計算で相手に近づく。





自分で言うのもなんだけど
俺はかなり器用です。









だけど…。









Aちゃんは本当に分かんなくて…。



仲良くなれたと思えば
いきなり素っ気なくなったり

笑ってるって思えば
もう無表情だったり。


つかみどころが…無いいいいい!!!!!









TH｢Aちゃんが敵じゃなくてよかったー。｣



JG｢何ですか。急に。｣笑



JN｢アイツが敵だったら僕のこの大海原のような胸板で地面にすりつぶしてやったのに!!｣



RM「……。どういう事だ？テテ。｣
←スルー









トレーニングメニューの
ランニングをしながら
リーダーが俺に聞いてくる。









TH｢Aちゃんって全然考えてる事読めないから…。何するか分かんないしー!」

RM「お前が言うな。｣

JG｢それはテヒョ二ヒョンも一緒っ。｣

TH｢えええ!?どこが？一緒じゃ無いしー!!｣

JN｢本人自覚無し。｣笑









そして笑いながら皆俺を抜かして
走っていく。





TH｢ちょ…待ってよー!!｣









スピード上げようとしたら靴紐ほどけて転びそうになった。









TH｢おっと…っと？？｣


｢大丈夫ー？｣









転びそうになる瞬間に
腕を捕まれて転ばずに済んだ。








｢アンタ男のクセに腕細いなー。だから女装もバレないんだ？｣


TH｢グギとかジミナに比べれば体格に恵まれて無いよ。」









あれ、


何で俺元気無いんだろ。




ああ。




そっか。





俺、初めてだ。





女の子から男として見られてないの。









｢私より細いんじゃない？｣

TH｢あっそ。｣









地面に膝をつき
靴紐を結ぶ。








｢何怒ってんの？｣

TH｢怒って無い。…先に行けば。｣

｢怒ってんじゃん。｣

TH｢だったら何？!」









イライラしてつい、
怒鳴った。









Aちゃんは顔色を変えず
俺を見ると、困ったように少し笑った。




｢もしかして…。細いとか女装とか言われたくなかった？｣


TH｢…っ。そんなのただのふざけ…


｢不愉快な思いさせたんなら謝る。ごめん。｣


TH｢アハ…アハハ!!Aちゃん何言ってんのー？本気にするわけ無いし!!!｣


｢バカにしてたんじゃない。尊敬してんだ。アンタの事。｣

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