特殊捜査部隊【BTS】

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「あー…つまんない。」

JG｢ならBTS辞めたらどうですか？｣

「誰が辞めるかよ!!｣

JG｢これ、見て。｣









隣のデスクのジョングクは
いつもこうだ。

話をさっさと終わらせて
すぐに事件に関する話になる。



「何？｣






ガラガラガラ〜。









座ってるイスで滑りながら
移動するのが私の…お気に入り？









ジョングクの肩に軽くぶつかって
止まる。





JG｢そのイス移動やめてくれませんか。いつも当たるんですよ。｣


「わざとに決まってるでしょー？｣


JG｢…。それよりこれ。」









ジョングクが私を睨むのもよくある事。

そんなの何の意味も無いよっ。







ジョングクが見せてきたのは
これまで取り調べした銃の輸入業者の証言リスト。




「えっ…。まさかこんな大人数ひとりで!?｣

JG｢全員の証言を全部照らし合わせてみた。｣







サラッと言ってるけど
すっごい手間のかかる作業だからね!?






「アンタ…こんな面倒な…。｣

JG｢それで、全員が話した輸入業者の人数が。」









154…。155…。153…。158…。

え。これ…。









「皆バラバラじゃん!!｣

JG｢そう。変だと思わない？｣

「でもウソつかないようにユンギが取り調べして、全員ウソ言って無いって言ってたよね？｣

JG｢本当に全員がウソを言って無い。だとしたら考えられる事は…。｣









だとしたら…。









「誰も本当の人数を知らされてない…？」



JG｢そう。つまり、俺達が逮捕した奴等はただの駒に過ぎない。奴等を見えないところから動かしていた奴等がいるって事。｣



「そいつらって…。今回のテログループのメンバーかもしれない!!｣



JG｢可能性はある。」





１ヶ月事件に進展無いままだった
私達にとって、これは小さいかもしれないけど事件に近づけた気がした。






「よく気付いたよねー。スゴいじゃん。お手柄!!｣


JG｢アンタに褒められても嬉しくありません。」


「素直になりなよー。笑ってみ？ニッコニッコ二ー♪｣


JG｢………何してるんですか？｣


「…っ。もういい!!武道訓練してくる!!｣









イスから立ち上がり道着を持って
ズカズカ歩き出す。


JG｢イス戻してください!!｣









ジョングクの注意をスルーして







「ちょっとジミン!!｣

JM「え!?何？｣

「武道訓練付き合って。｣

JM「えー!?今射撃訓練してきたばっかなのに。｣

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