特殊捜査部隊【BTS】

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ファイルを閉じ、雑に警官に渡した。


「全部覚えた。もういいよ。帰りな。」


警官「え!?いや、しかしまだいろいろ説明が…」


「必要ない。体で覚える派だからっ。」









確か私達の部隊は地下最下層だったな。






向かおうとしたその時…









ジリリリりりり!!!







赤い光と共にサイレンが鳴る。









放送「こちら通信室。ショッピングセンターにて拳銃乱射事件発生。至急現場に急行せよ。繰り返す…









「さっそくキタキタ〜!!!」

警官「ちょっと!まだ正式に配属されたわけじゃ…









長い髪を縛りヘルメットを被る。
【BTS】にだけ許された特殊なバイクに乗り現場に向かう。








「うっわ…最高ー!!!」









BTSに選ばれた以上完璧に任務をこなさなきゃな。




ずっと憧れだったんだ…。




BTSに選ばれるのが…。









現場に着くと銃を持った男が
挙動不審になりながら
目を血走らせていた。




ショッピングセンターの家具の影に隠れながらこちらも拳銃を手に男の様子をうかがう。





「明らかにヤバそう〜。絶対薬やってんじゃん…」







相手は単独犯か…？
仲間がいるのか…。









その時、









カチャ…









拳銃を構える音!?









こちらも拳銃を構える。









「誰!?」


JG｢アンタ警察？何で単独でいんの。」


「なんだ…。同業者か…。」



JG｢早く後ろに下がれ。ここはアンタの出番じゃない。」



「なっ…。何よアンタこそ。アンタ下がりなさいよ。」


JG｢何だよコイツ…。」









嫌な奴!!!
何だよいきなり偉そうに!!
BTSだぞ!!私!!









男「何だよ皆、逃げちまったのか〜？もっと撃たせてくれよ〜？ヒャハハハハ!!」









男がだんだん私達に近付いてくる。









JG｢つか…何で拳銃所持してんの？拳銃許可されてんのはBTSだけなんだけど。」






そんなん、決まってンじゃん。









私はその人に笑みを浮かべると
男に向かって走り出した。








JG｢ばっ……。クソ!!」









男「みーつけたぁ〜!!!」







ダダダダダン!!ダダダダダン!!









乱射しまくる男のわずかなスキに
男の腕に発砲した。








パン!!!!!









男「ぐあああっ!!」









男から拳銃を離し足で拳銃を蹴った。









「それ。ちゃんと保管よろしくー。」


JG｢……アンタ…誰。」

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