サ イ コ パ ス

過去 ページ6

俺は自分が分からないんだ。


感覚が他の人と違う。



いつからそうなったのかな。








俺の母さんは
男性に依存するタイプで
いつも男から愛されたいと思ってる人だった。


そんな母さんだから男はみんな
逃げていく。




母｢待って!!行かないで!!私を捨てないで!!｣

男｢うるせー!!もうお前には疲れたんだよ!!｣








母さんは日に日に痩せていく。
なのに男を求め続ける。







母｢お願い!!!行かないで!!何でもするから…何でもするっきゃあ!!｣

TH｢母さん!!｣

男｢重いんだよ!!もうたくさんだ!!｣









そんな事が何回も続いて
母さんも、母さんを支える俺も
限界がきていた。




母｢…どうして…？私…間違ってる…？」


TH｢母さん…。もうやめよ？な？」


母｢…私を愛してくれる人…いないの…？ねぇ。テヒョン…。｣


TH｢母さんっ。母さんは俺が守るから!!俺がいるから!!…だからっ…。これ以上っ…これ以上っ…。｣








初めて母さんの目の前で泣いた瞬間だった。






それから母さんは精神科に通院しながら少しずつ回復していった。


けど、その時から俺の中で何かが変わった。



もう二度と母さんを苦しめたくない。




そんな思いから





俺は母さんに近づく男を






殺すようになった。

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