サ イ コ パ ス

悪運 ページ33

俺の目には涙が溜まっていく…
同時に殺意が腹の底から上がってくる。




頭を殺意が支配していく。








殺せ。


殺せ。



殺せ。




殺してやる。









男｢…じゃあ、今日はもう帰るよ。｣


母｢え？もう？さっき来たばかりじゃないのー!」







男が俺の横を通りすぎる瞬間…







バァン!!!!!!!!








母｢きゃああ!!」

男｢グハッ…。何…すんだ…。｣









俺は男の腹を殴ると壁に突き飛ばした。









母｢テヒョン!!やめて!!この人だけは…この人だけはやめて!!」


男｢…へへ…。アンタの息子はとんだ暴力息子らしいな…。｣









これから殺されるのに
ヘラヘラしてやがる。




そのツラ…ズタズタにしてやるよ。









TH｢……外来いよ。｣

男｢ハハ!!喧嘩ってか？いいねー。｣

母｢行かないで!!お願い!!!また消えてしまうわ!!」

男｢…大丈夫大丈夫。消えやしないよ。｣









母は知っている。



男を作る度に




その男達は姿を消すことを。









裏の林に連れていく。






男｢ずいぶん薄気味悪いとこ知ってんなー。｣


TH｢ンフフ…。フフ。｣








カリカリカリカリカリカリ









男｢何笑ってんだ。｣


TH｢キッヒヒヒヒッ…あ〜…ワクワクするね♪｣









楽しくて楽しくて仕方ない。

どうやって殺そうかな〜？









俺はナイフを手に持った。









男｢…おい。冗談だろ？」









俺はナイフの使い方を熟知している。








どうやったら全部刺さるのか。

どう持てば一番力が入るのか。









ナイフをクルクル回しながら
男に近づく。









TH｢本物かどうか自分の体で確かめてみたら？キッヒヒヒ。｣



男｢…ふざけんな!!」






男は電話を取り出した。





その瞬間俺は男の手首にナイフを
突き刺し地面に張り付けた。







男｢ぎゃああああ!!」


TH｢フフ…。本物だよーん。｣









俺はもう１本のナイフを
そでから抜き取ると男の首にあてた。








TH｢お前。母さんをカモにしたな？｣


男｢…あ、あの女が誘ってきたんだ!!」


TH｢母さんは病気なの。男なら誰でもいいの。｣


男｢…っ。｣


TH｢残念だね。母さんをカモにしたこと…後悔することになる。｣







男は震えながら｢わ、悪かっ…



グシャ!!



TH｢あーあ。死んじゃったー。｣

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