仲 ページ31
あの夜、私は彼が殺人衝動にかられている瞬間を目撃してしまった。
まるで獣が狩りをするような目で、
周りが見えていなかった。
もし、あの場に私が居なければ今頃あの酔っぱらいの人は…。
彼によって殺されていただろう。
あの場に居たから分かるが
彼は本当に無差別に人を選ぶのだ。
次にまたあの目に遭遇したら…
考えただけでゾッとする。
正気に戻った後は
私の対応にアタフタしながら
人間らしく私を元気づけてくれようとしていた。
それがあのジュース。
あの時、彼に初めて『ありがとう』と言えた。
正気に戻ってくれたのがきっと
私はすごく安心したから。
彼に対して少し笑うことができた。
そして今日。
学校に行くと彼は私を見ると真っ先に飛んできて
TH｢Aちゃん!!おっはよ!!」
と、ニコニコ挨拶する。
クラスメイトはびっくりだ。
私達のただならぬケンカを目にしたばかりなのだから。
｢…おはよ。テヒョン君。｣
TH｢おお!?名前呼んでくれるようになったね!!これから毎日呼んでよ!!」
｢…機嫌が良ければね。｣
TH｢何それー!?だから昨日はごめんね!!まだ怒ってる!?」
｢怒って無いってば。ジュースもありがとね。｣
TH｢ヒヒッ♪もっとあげる♪｣
｢いや…そんなにいらない。｣
私達の仲の変わりようにクラス中
ポカーンとしていた。
『何。どうなってんの。二人。』
『険悪な雰囲気はどこへやら。』
『そもそもあの二人話すらしない関係だったよね!?』
みんなが驚くのも分かるが
一番驚いてるのは私だ。
連続殺人犯と分かっていながら
前より仲が進展してしまっている。
何も知らなかったあの頃は
見ているだけだったのに。
JG「おはよー…。｣
｢グクおはよー。｣
TH｢グギャー♡お、は、よ!!」
グクはちょっと一瞬キョトン顔。
JG「何か…。変わった？｣
｢え？……何かって？」
JG「いや…。なんか二人の空気違うからさ。｣
｢そう…かな？」
TH｢分かる!?分かる!?俺もね!!なんかAちゃんと仲良くなれたかな〜って♪ねー!?」
｢え!?……仲良く…？｣
仲が良いというのとは
違う気がするんだけど。
グクと目が合うと私は苦笑いを浮かべるしか無かった。
だって隣でめちゃくちゃ嬉しそうに話すんだもん。
だけど、彼は殺しをやめられた訳では無い。
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みかちょ - テテの画像めっちゃイケメン！ (2019年3月31日 21時) (
レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニ(プロフ) - お話面白いです！でもグクの表記がJGなのが少し気になります（ ; ; ）でも！お話面白いです！ (2018年5月30日 23時) (レス) id: 727854f791 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - お米ちゃんさん» ありがとうございます( ＾ω＾ )続きをもっと頑張って書きますんで、これからも読んでくれたら嬉しいですo(*⌒―⌒*)oまた、コメント待ってます!! (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ふゆさん» コメントありがとうございます( ＾ω＾ )殺意ですか!?だ、誰に？!笑 大丈夫です。私もおかしいので。笑 ホントに嬉しいです(*^^*)ありがとうございます＼(^^)／ (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
お米ちゃん - 面白いです！！続き読みたい( ^ω^ ) (2016年10月13日 17時) (レス) id: 7f5cca34a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカリ
| 作成日時：2016年5月30日 17時
