瞳 ページ24
3日間学校を休んだ私は
今日からまた学校に行く。
彼にひどいことを言ったなんて
全然思って無い。
だってやってる事は非人道的な事だ。
私は間違った事は言ってないはず。
もう怖がってばかりじゃダメだ。
それが彼にとって楽しみになってしまうんだから。
意思を強く持とう。
ビクビクするのは…今日で終わりだ。
教室に入ると数人の女子が話しかけてきた。
『Aちゃん大丈夫?3日も休んで。風邪?』
『グク君退屈そうだったよ〜?』
普段あまり話さない子達が
気まぐれに私に話しかけてくる。
「もう大丈夫だよ。グク?いつも退屈そうじゃない?」笑
『アハハ!!それ言えてるー!』
『グクとか呼び捨ていいなー!』
他愛もない話をして席につく。
彼は…まだ来ていないみたい。
『テテおはよー!!』
『昨日のテレビ見た?!』
みんなの声で彼が来たのが分かる。
TH「おっはよー♪」
いつもと変わらない風景。
違うのは…
彼が私に近づいてくるようになったこと。
TH「あ、Aちゃーん!!おはよー!!」
全速力で向かってくる。
私はもう怖がらない。
「おはよ。」
TH「……。」
変わった私にビックリしてるみたいな彼。
TH「あの…ね?俺、Aちゃんを…怒らせちゃってごめん!!」
「…私なら平気。もう平気なの。」
TH「…傷つけるつもりなんて、全然無くって!!!ただ…仲良くなりたかったんだ…。」
「仲良くなりたくて、血だらけの腕時計を私に見せたの?そんなものっ…私が見て喜ぶなんて思うの!?」
私達の嫌悪な雰囲気に
周りの生徒達が注目し出す。
TH「俺の事、Aちゃんなら分かってくれるって…思ったから。」
「そんなっ…あなたの思考なんて分かるはず無い!!ひとつも理解できないよ!!」
TH「……。」
「ただひとつだけ…分かってる事は…。あなたはひどく残酷な頭を持ってるって事だけ。」
TH「…残酷…。」
「人間じゃないの。あなたは。」
そう最後に言った途端…
彼はゆっくり私を睨み付けたのだ。
その目は悲しみと悔やみと
苦しみに満ちた目。
涙が流れる事は無かったけど、
確かに彼の目は潤んでいた。
TH「…人間じゃない?…なら俺は何なの?…教えろよ。なぁ…。」
2485人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかちょ - テテの画像めっちゃイケメン! (2019年3月31日 21時) (レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニ(プロフ) - お話面白いです!でもグクの表記がJGなのが少し気になります( ; ; )でも!お話面白いです! (2018年5月30日 23時) (レス) id: 727854f791 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - お米ちゃんさん» ありがとうございます( ^ω^ )続きをもっと頑張って書きますんで、これからも読んでくれたら嬉しいですo(*⌒―⌒*)oまた、コメント待ってます!! (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ふゆさん» コメントありがとうございます( ^ω^ )殺意ですか!?だ、誰に?!笑 大丈夫です。私もおかしいので。笑 ホントに嬉しいです(*^^*)ありがとうございます\(^^)/ (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
お米ちゃん - 面白いです!!続き読みたい( ^ω^ ) (2016年10月13日 17時) (レス) id: 7f5cca34a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヒカリ | 作成日時:2016年5月30日 17時