内緒だよ ページ3
暗闇の中でナイフの怪しい光が
チカチカしている。
私は息を飲んだ。
胸が痛いくらいにバクバク音をたてて体中に震動が伝わる。
体が先に直感したのだ。
見てはいけないものを見たと。
体が硬直しながらも私はゆっくり
視線を動かした。
誰か…倒れてる…？
ピクリとも動かないそれは
人間なのか、物体なのか…。
今…動いたら…
気付かれて…
想像しただけで恐怖で息が止まりそうだ。
その時…
ガアアアアアアアアアアアア!!
特急列車が私達のそばを通りすぎていく。
特急の窓の明かりが私達を
照らしてしまう。
「…っ…はっ…。…っ。｣
ダメ…ダメ…。
こっち…見ないで…
お願いっ…
ナイフを持った男の足元に転がっていたのは…物体では無かった…。
足元に広がる…大量の…液体。
「…はっ……。っはぁ…。｣
血…。血だ…。
ナイフを持った男はゆっくりと
動き始める。
お願いっ…こっち来ないで…
その男は私の方へ歩いてくることは無かった。
ただ。
顔を私に向けた。
「……っ。｣
…え。……え。今…。
今の…。
唇についた血を
ゆっくり舌で舐めとるその人…。
怪しく舌がテラテラと光る。
そして私を見て、
口角を上げる。
二ッ…と笑うとそっと人差し指を
唇にあてた。
？「シーーーー……。｣
まるで「内緒だよ」って言ってるかのようだ。
その人はナイフを持ったまま
私とは反対方向へ消えて行った。
「…はぁ…はぁ…はぁ…」
私はその場に崩れ落ちてしまった。
一気に脱力した。
あれは…。あの人は…。
そんな…。
自分の目を疑った。
けど、見間違えるはずがない。
だって…だって
いつも私が見ていたんだから。
まさか…彼が…？
とても信じられない。
私は今見た出来事を忘れるかのようにその場から逃げた。
逃げて逃げて逃げて…。
家につくと思った。
「明日から…どうしよ…。｣
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みかちょ - テテの画像めっちゃイケメン！ (2019年3月31日 21時) (
レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニ(プロフ) - お話面白いです！でもグクの表記がJGなのが少し気になります（ ; ; ）でも！お話面白いです！ (2018年5月30日 23時) (レス) id: 727854f791 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - お米ちゃんさん» ありがとうございます( ＾ω＾ )続きをもっと頑張って書きますんで、これからも読んでくれたら嬉しいですo(*⌒―⌒*)oまた、コメント待ってます!! (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ふゆさん» コメントありがとうございます( ＾ω＾ )殺意ですか!?だ、誰に？!笑 大丈夫です。私もおかしいので。笑 ホントに嬉しいです(*^^*)ありがとうございます＼(^^)／ (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
お米ちゃん - 面白いです！！続き読みたい( ^ω^ ) (2016年10月13日 17時) (レス) id: 7f5cca34a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカリ
| 作成日時：2016年5月30日 17時
