本 ページ18
図書室でサイコパスに関する本を
探した。
あの人が来るかもしれないと焦りながら急いで図書室中を歩き回った。
｢サイコパス…サイコパス…｣
ん？
これか!?
私が背伸びしながら必死に手を伸ばす。
あと…少しっ!!
その時。
横から細いキレイな手がスッと
伸びてきてその本を取ってくれた。
｢あ、ありが……っ｣
言葉が止まった。
TH｢何の本？これ。｣
見つかった。
てか、いつの間に私の隣に!?
気配を消すのが上手すぎる…。
TH｢…犯罪心理学…？アハハ!!!随分物騒なの読むんだね!?｣
｢…返して。｣
私が手を差しのべた。
TH｢ンフ…。本当は怖いのに強がってんね？｣
｢…っ!?｣
TH｢手を握れば分かる。｣
彼はそっと私の手を繋いできた。
彼の手はソフトに手を繋いでいるのに対して、私はガチガチに力が込もっていて手を広げたままだ。
TH｢…もしかして俺の事調べようとしてる？｣
ドクン…。
｢…違う。｣
TH｢俺の事…知りたい？｣
優しい笑みを浮かべながら
私に聞いてくる。
口調も優しげに。
｢そんなんじゃないっ…。｣
TH｢あ、でもAちゃんはもう知ってるか!!誰も知らない俺の秘密。｣
私は手を離した。
彼の手の感触が残っているのが
ゾワゾワした。
TH｢ん。この本読みたいんでしょ？どーぞ？｣
彼が本を私に渡す。
私は受け取ると図書室の隅に行って
部長の近くに座った。
部長｢…Aさん。どしたの？わざわざここに。｣
｢ここがいいんです!!ダメですか？」
部長｢…いや。いいけどね？…大丈夫？」
｢だ、大丈夫…です。ちょっと…疲れてる…だけ…｣
バタン!!
私は意識を失ってしまった。
どんどん声が小さくなっていく。
部長｢Aさん!?返事して？!｣
TH｢どしたんですか!?｣
部長｢急に倒れたんだ。保健室に運ぼう！｣
あ…。部長…。
その人に…頼まないで…。
どれくらいたったんだろう。
私は目を覚ました。
窓の外はもう暗くて
保健室の匂いがした。
時計に目をやると
｢…20:05…？」
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みかちょ - テテの画像めっちゃイケメン！ (2019年3月31日 21時) (
レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニ(プロフ) - お話面白いです！でもグクの表記がJGなのが少し気になります（ ; ; ）でも！お話面白いです！ (2018年5月30日 23時) (レス) id: 727854f791 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - お米ちゃんさん» ありがとうございます( ＾ω＾ )続きをもっと頑張って書きますんで、これからも読んでくれたら嬉しいですo(*⌒―⌒*)oまた、コメント待ってます!! (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ふゆさん» コメントありがとうございます( ＾ω＾ )殺意ですか!?だ、誰に？!笑 大丈夫です。私もおかしいので。笑 ホントに嬉しいです(*^^*)ありがとうございます＼(^^)／ (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
お米ちゃん - 面白いです！！続き読みたい( ^ω^ ) (2016年10月13日 17時) (レス) id: 7f5cca34a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカリ
| 作成日時：2016年5月30日 17時
