共 犯 者 ‐BTS‐３

メッセージ ページ30

Aが…死んだ…？



刑事が俺達家族にそう言った。






泣き崩れる母さんと父さん。
俺はただ頭が真っ白で立ち尽くしていた。



ジミンって刑事も悔しそうに唇を噛み締めてた。


この人が…前にユンギ刑事が言ってた…Aの事が好きだった後輩…？





刑事が帰った後…俺は無言で父さんと母さんを後にして２階に駆け上がった。





母｢テヒョン…？!｣

父｢…今は…そっとしとこう…｣






俺は寝ているスジョンの部屋に入ってドアを壊れるくらいに乱暴に閉めた。



バタン!!!!!





俺の今のこの感情は…なんなのか分かんねぇ…。

いろんな感情がごちゃ混ぜになってて…頭がおかしくなりそうなんだ。




今のドアの音でスジョンが目を覚ましたみたい…。




ｽｼﾞｮﾝ｢ん〜…。もう朝〜？」


TH｢……っ。｣


ｽｼﾞｮﾝ｢…兄ちゃん？…どうしたの？｣


TH｢…っ。っっ。……。｣


ｽｼﾞｮﾝ｢…兄ちゃん？泣いてるの？｣


TH｢……っ。スジョンっ…。｣


ｽｼﾞｮﾝ｢うわっ!!…兄ちゃん苦しい〜。｣







たまらなくてスジョンを抱きしめてた。



涙が…止まってくれねぇ…。





Aが死んだなんて…
信じねぇ…。認めねぇ…。


なのに…なんで…？


俺っ…泣いてんだよっ…。






頭にAが浮かぶほど泣くのを止められない。






｢テテ兄!!あーそーぼ！!!｣

｢ああ!?ちょっと!!!ひどくない!?｣

｢ブッハハハ!!変な顔〜!!!｣

｢だからノックしてよ〜!!!｣









TH｢…A…。っ…。｣

ｽｼﾞｮﾝ｢兄ちゃん泣かないの〜。｣








何も知らないスジョンは俺の涙を服の袖で拭いてくれる。




ｽｼﾞｮﾝ｢お姉ちゃん帰って来るんだって♪さっき夢の中で言われたの!!｣


TH｢……夢に出てきたの？｣

ｽｼﾞｮﾝ｢うん!!お姉ちゃん元気そうだった!!ピンクのお花畑でね、笑ってたの!!｣








…花畑…？






は、ハハハ…。ハハハ…。







TH｢そっか…。花畑にいたんだ…A…。ハハハ…。｣落



ｽｼﾞｮﾝ｢兄ちゃんまた泣いてる〜。なんで〜？」



TH｢…泣くよそりゃ…。だって花畑じゃん…。ヤバイじゃん…。｣落







俺はスジョンのベッドに入って
一緒に寝る事にした。






TH｢花畑なんて見間違いだスジョン。姉ちゃんは生きてるんだからな？｣

ｽｼﾞｮﾝ｢生きてるよ♪帰って来るって♪楽しみだね!!｣

TH｢…そうだな｣





A……。

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