共 犯 者 ‐BTS‐３

対決 ページ20

俺は…Aを置いて先に進んでしまった。





暗闇の中に…1人。





守るって…言ったのに。
でもAだって…悪い…。





Aが分からなくなった。
Aが何を考えてんのか…。

ジミン刑事を信じたAが。


それにひどく嫉妬してる俺。



Aとジミン刑事って…
そんなに関わりがあったのか？



あの用心深いAが気を許せてしまうほどの奴…なのか…。





頭の中が嫉妬心でいっぱいだ。


俺には無いものをジミン刑事は
持ってるって事だよな。



…Aにとって、俺だけが特別な存在なんだ。




そう…自分に言い聞かせた。





誰にも壊せない絆が俺達にはある。




堅い…強固な絆が。




なのに…嫉妬心に駆られて俺はAを置いてきてしまった。



すぐにもときた道を全速力で戻った。


朝日が登り始めて薄明かるくなっている。




かなり走ってきた。

そして俺は立ち止まる。






俺は目の前の光景に後悔した。






JG「…俺…。何してんだろ…。｣







その光景に俺は脱力し、地面に足を崩した。







Aは刑事に見つかっていた。





俺は…俺は…一体…






自分に腹が立ちどうしようも無く悔しさが込み上げてくる。




JG「俺のせいだ…。｣





俺が1人にしたからっ…。
俺が…つまんない嫉妬して置き去りにしたから…






JG「ごめんな…。A。今…助けに行くからっ…。待ってて。｣




回りには警察が6人。

刺し違えてもAだけは助けなきゃ。



俺は警察の背後に周りこんだ。





1発勝負だ。


失敗は許されない。





警察の隙を見計らって…。






…今だ。







JG「…フッ!!｣

警察｢グハッ…!誰だ!!｣





警察に背後から襲いかかり
腰の拳銃を奪う。




そしてAを抱えながら
拳銃をAに向けた。




JG「…来るな。｣

ﾕﾝｷﾞ「へー。すげーな。お前。警察にスカウトしてぇな。｣

JG「…来たら撃つ。｣

ﾕﾝｷﾞ「話聞けよな…。お前にその人は絶対に撃てない。…よこせ。｣

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