守る ページ17
「何でおばあちゃん…何も聞かないの?」
おば「アンタ達が来た時から想像ばしてたわぁ!!何か訳があるんだろ?ババアは何でもお見通しさね!!」
「…じゃあ…何で私達をかくまってくれたの?」
おば「何でだろうね〜。アンタ達見てたらさ〜、ボロボロなんだもの。心が。だから放っとけ無かったんだわ!!」
おばあちゃん…。
すごいや。
何でも分かるんだね…。
おばあちゃんは私とジョングクを
抱き締めながら背中を叩いている。
おば「アンタ達と暮らせて…ババアは幸せだったよ?死ぬ前に良い思い出作れたわ…。ありがとよ…。Aちゃん。グー君。」
「おばあちゃんっ…。」
JG「…ありがとっ…。」
私達もおばあちゃんを強く抱き締めた。
離れたくないよ。おばあちゃん…。
おばあちゃんっ。
おば「さぁ、早く行くんだよ!!」
「おばあちゃんっ!!おばあちゃん!!」
おば「グー君!!Aちゃんを絶対守るんだよ!!いいね?!」
JG「分かってるよ。絶対守る。」
おばあちゃんは私達を家から出す。
「おばあちゃん!!…やだ…!!!離れたくない!!…ずっと一緒に居たいよ!!」
おば「バカだね!!ここに居たら捕まるだろ!!グー君。連れてって!」
JG「…っ。A…行こう!!」
やだ…やだ…やだよ…。
おばあちゃん…。
おばあちゃん泣いたら…私…。
「おばあちゃん!!ジョングク離して!!」
おばあちゃんはニコッと微笑むと
涙を流しながらドアを閉めた。
私は冷静さを失ってただただ
叫んでいた。
おばあちゃんと離れるのが
今になってとてつもなく寂しかったのだ。
捕まるとか、見つかるとか、
逃げるとか、そんなのも忘れて…。
JG「A!!落ち着け!!」
「おばあちゃん!!…おばあちゃん!!」
JG「おばあちゃんは警察から俺達を守りたかったんだよ!!その想いを無駄にしちゃダメだ!!」
ジョングクが私の肩をしっかり
支えて真っ直ぐ私を見てそう言った。
JG「Aが俺を守りたいって言ってたよね?」
「……っ。」
JG「それと同じ。俺もAを守りたいし、おばあちゃんは俺達を守りたかった。…同じだよ。」
「ジョングク…。」
JG「行こう。A。」
ジョングクが私に手を差し出す。
「…うん!」
私はジョングクの手をとった。
ジョングクの暖かい手をぎゅっと
握って私達は走った。
全速力だ。
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ヒカリ(プロフ) - あみさん» コメントして頂きありがとうございます(o^−^o)こんなに喜んでもらえて嬉しいです!作ってよかったと改めて思います!読んでくれて本当にありがとうございました!ホンギはFTですw (2021年4月25日 19時) (レス) id: aaf5fdeba0 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 長くなりましたが、本当にありがとうございました! (2021年4月25日 15時) (レス) id: b5b319fcf8 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - もうこれは全てがいいです!ジミンちゃんはめっちゃ信じてくれるしグクは一つ一つの言葉がすごい重いし(いい意味で)、カッコいいし。テテもいいお兄ちゃん!私にもテテ兄が欲しい!ゆんちゃんもカッコいいし、ホンギってFTのですよね?私結構好きなので嬉しかったです! (2021年4月25日 15時) (レス) id: b5b319fcf8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ひかりさんすごいですね。 読んでる間ずっと号泣です。 書籍化できたらいいのにって思います。バンタン入ってるから無理なんですよねー。 (2019年9月23日 22時) (レス) id: 36c73806e6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - 黄金マンネペンさん» 嬉しいコメントありがとうございます(#^.^#)大号泣!?それは私としてはとても嬉しい現象ですw映画化したらいいですねwパク代表に脚本送っておきます(^^)wオンニなんて私にはもったいない言葉(*゜Q゜*)読んでくれてありがとうございました! (2019年9月7日 23時) (レス) id: aaf5fdeba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒカリ | 作成日時:2016年3月7日 11時