共 犯 者 ‐BTS‐

ダメ ページ9

大好きな家族の家に帰る。


「ただいまー。」

母「Aちゃんおかえりー。今日の晩御飯はカレーだからね♪」

「カレー!?やった!!お母さんのカレー美味しいんだもん!!｣

母「照れるじゃないの!!アハハ♪あ、スジョンのお迎え忘れてた!!｣

「いいよ。私行く。行ってきまーす。」







スジョンは私の妹。
お父さんとお母さんの実の子。




「スジョンー!帰ろー♪」

ｽｼﾞｮﾝ「あ!!お姉ちゃん!!｣




小さな体で走って来る姿は本当に可愛い。
お姉ちゃんって呼ばれるのが
憧れだったっけ。




先生「今日はお姉ちゃんが迎えに来てくれたね〜!よかったね!!｣

ｽｼﾞｮﾝ「うん!!私のお姉ちゃんキレイでしょ!?」

「変な事言わないでよー…すいません…。」

先生「とってもキレイでスジョンちゃんにそっくりね!!｣

ｽｼﾞｮﾝ「ホントー？やった!!｣








無邪気に笑うスジョン。
そっくりって言われると嬉しい。





スジョンと手を繋いで帰る。




「今日はねー。カレーだって!!｣

ｽｼﾞｮﾝ「カレー!?やった!!やった!!｣

「…スジョンは…私がお姉ちゃんで嬉しい？｣

ｽｼﾞｮﾝ「うん!!嬉しい!!｣







そっか…。嬉しいか。




ｽｼﾞｮﾝ「今日はグクお兄ちゃん来ないの？｣

「え…。んー…。どうかなー？」

ｽｼﾞｮﾝ「グクお兄ちゃんに会いたいー!また来るよね？｣

「…うん!!来るよ？大丈夫!!｣








スジョンにすっかり気に入られてるな…ジョングク。




その日の夜。




部屋でマニキュアを塗っていたら…。





ガラガラ。




JG「今日はカレーかー。」

「ちょっと…また勝手に入って来て…。」





こんな感じでいつも勝手に入ってくる。



「彼女いるんだからさー…。こーゆーのは良くないよ…？」

JG「だから好きじゃないんだって。別にー。あ、お菓子もーらいっ!!｣


「…。面倒な事招かないでよ？」

JG「…なぁ。A。あのさ…」

「あ、マニキュア乾いて無かったー!あー…またやり直しー…。」







何か言われると思って
話を反らした。



JG「A!!ちゃんと聞いて。」


私を見るジョングクの目。
私は知っていた。
ジョングクの私を見る目が変わったことを。




私はあの日みたいにジョングクの手を力強く握った。



「…ダメだよ？…私達は…ダメ。」

JG「…っ。」

「思い出して。」

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