悪魔 ページ21
家に帰ると俺を引き取ってくれた
親戚の家族が優しく迎えてくれる。
姉「おっかえり〜!トイレ私が先だから!!｣
JG「…トイレ行く気は無かったよ？」
母「おかえり!!トイレトイレー…。」
JG「あ、トイレなら姉ちゃんが先に入ってるよ。」
母「ええ!?ちょっと早くー!!!便秘の苦しみから開放されそうなのにー!」
JG「プッハハ!!また便秘？」
にぎやかな姉ちゃんと面白い母さん。
あの日を境に俺は幸せな家族の仲間入りをした。
とてもあの親と親戚だなんて
思えない。
階段を上がって自分の部屋に入る。
窓を開けたら少し遠くに
Aの家が見える。
明かりがついてると
なんだかホッとする。
暗い部屋の中で一人うずくまって
泣いてるみたいな想像をしちゃうから。
家族と話すAは本当に幸せそうで、絶対壊したくないって思う。
俺には分かるんだ。
心の底からAが笑ってるって。
頬をピンクに染めながら
嬉しそうに笑って話すA。
ずっと続きますようにって
願いたくなる。
どんなに警察が調べようと
疑われようと
俺達の邪魔になるなら
容赦はしない。
俺の中には悪魔がいる。
その悪魔はあの殺害した両親によって作られた。
人間として扱われなくなってから
ずっと俺の中で悪魔が息をひそめていたんだ。
そして実行の日。
俺の悪魔が目を覚ました。
殺意という悪魔。
憎しみという悪魔。
そして悲しみという悪魔が。
俺達の幸せを壊すなら
悪魔がまた目を覚ます。
警察だろうと、何だろうと
許さない。
明日はキャンプか。
普通に楽しみかも♪
リビングに行くと…
お客用のカップが2つ置いてある。
やっぱり家に来てた。
JG「母さん。警察来たの？｣
母「グクも会ったの？｣
JG「うん。帰り道にね。」
母「再捜査だなんて…。もう５年よ!?今さら何調べてるんだか。遅すぎだっつーの!!｣
JG「だよね。ヒマだから過去の事件でも掘り返してんじゃない？」
母「アハハ!!そんなヒマつぶしある？アハハ!!グク面白いわね〜も〜!!｣
母さんが謎の爆笑してると
姉ちゃんが来て
姉「アンタ。両親が死んだのにそんな笑ってて…。バチが当たるよ？｣
もうバチが当たるような事
しちゃったけどね。
JG「５年も経てば笑えるようになるよ。俺を置いてさっさと二人で逝っちゃってさ。知らねーよ。もう。」
姉「…グク…。」
姉ちゃんごめん。
逝かせたのは…俺だよ。
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ヒカリ(プロフ) - れなさん» れなさんコメントありがとうございます♪こーゆー作品私ももっと書きたいです!!今の書いてるのが終わったらまた考えたいと思ってます(^^)これからもよろしくお願いします♪ (2017年7月23日 10時) (
レス) id: e49d78eca0 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - もっとこーいう作品出してほしいです！！ (2016年12月10日 19時) (レス) id: 31f7a96154 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - あーちゃんさん» コメント嬉しいです♪ありがとうございます!!映画みたいですか!?(*≧∀≦*)照れますねw 更新頑張るので最後まで応援よろしくお願いしますね(●^o^●)またコメント下さい♪ (2016年1月8日 20時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - この作品すごいです！映画みたいで続きめちゃくちゃ気になります！更新頑張ってください！！ (2016年1月8日 19時) (レス) id: c2e3d65173 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - グクさん» 嬉しいです!!コメントありがとうございます(●^o^●)超超超おもしろくこれからも書いていきますね♪愛読よろしくお願いします((o(^∇^)o)) (2016年1月6日 16時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカリ
| 作成日時：2015年12月7日 1時
