共 犯 者 ‐BTS‐

クリア ページ20

部活を終えた。
リュックを背負うと
いっつも部活が終わるまで待ってる
彼女が今日も居た。



彼女「夏休み中に試合あるんでしょ？応援に行くからね♪」


「いいよ。別に。大事な試合でも無いし。」

彼女「絶対行くもん!!あ、明日のキャンプ楽しみだね!!｣






夕焼けを背に浴びながら
街を抜けて住宅街へ。
そして林を抜けたら俺とAが暮らす町内に入る。





彼女「あ、もう別れ道…。明日ね!!｣

JG「んー。」




彼女は勝手に話続けるから
会話をしなくて済む。

テキトーに別れて坂道を歩くと、




♪〜♪〜

メールだ。





【警察が来た。作戦通りにね。】







やっぱり来たんだ。
すぐにメールを削除して
携帯をしまう。



警察が来たから。





YG「君がジョングク君？」

JM｢僕達警察です。お話を聞きたいんだけど…大丈夫かな？」

JG「警察…。再捜査の件ですか？｣

JM｢そうなんです。ごめんね？もう暗いのに…。」

「いえ…。大丈夫ですよ。」






若い刑事が二人…。
こんな若いならあの日の現場には
居なかったんじゃ…。





質問をされた。
両親とAの両親の関係。
男女のもつれの線で捜査をしてるって事。
そしてAとは親しいのか。






JG「そんなに親しい訳じゃ無いです。彼女がいるのであまり他の女子とは仲良くしないですし。」

YG「…。Aさんの家に良く行くらしいけど、親しくないの？」





表情が無いこのユンギという刑事。
威圧感ありまくり。




JG「家が近いのもあってご飯に呼ばれるんですよ。おばさんとの方が親しいかもしれないです。」笑

JM｢アハハ。それはAさんからしたら変な気分ですよねー？」笑

JG「ですねっ。」








得意の作り笑顔をする。
けどユンギという刑事は一切笑わない。





JM｢先輩、何で子供の方ばっかり聞くんですか？何の意味が…ぐほっ!!｣

YG「…悪かったな。足止めさせて。」


JG「いえ…。じゃあこれで。」









刑事二人に頭を下げて
通りすぎた。





上手く…やったよな。





Aにメールを送る。



【なんとかクリアした。】



すぐに返信が来た。



【(゜∇^d)!!】






何だよ。コレ。笑




たまに可愛いから好き。

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