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「なんかね、センサーが反応してね」
ヌナが帰ってこない気がして迎えに来てみた
そう言って私の手を取って掌に顔を擦り付けてくる。
私のことはなんでもお見通しらしい
『よく分かったね、あのホテルに泊まってしまおうかと考えてたところなの』
「ふふ、やっぱり俺のセンサーは優秀だね」
帰ろう、きっとあのホテルより2人の家の方が暖かいよ。
そう言って手を出すから男らしい体格とは違って繊細な手先を、ちょんと握ってみる。
「ダメだよ、ちゃんと帰ってこなきゃ」
ニコニコと頬を緩めているのにしっかりと手は指を絡めてくる。
「寒さに勝てないなんて俺もまだまだだね」
まだ愛が足りてないのかな？
再度握り直された手は少し痛いくらいに強く閉じ込められる。
恐ろしい程に整った顔は目が笑ってないと余計に恐ろしさが増している。
『ううん、足りてるよジェヒョンが大好きだよ』
「んー軽いなー。帰ったらどうしてやろうか？この不良娘の躾は大変だね」
彼の人差し指が伸びてきて、たた私の鼻先にちょんと触れる。
『本心だよ。何度も言ってるのに』
「何度も聞いてるけど足りないんだよ」
家までの道のりはキラキラと電飾が散りばめられている。日が短くなったからか本番はまだ先なのにその豪華さに気後れしてしまう。
その道を2人で歩きながら繋がれた手はジェヒョンのポケットの中に収まっていた。
『思い出すね、昔のこと』
「うん、ほんとに大変だったよ。」
ヌナの躾が、、、
その言葉に目を細めて横目で睨むと心底嬉しそうに肩を上げて微笑むジェヒョンがいた。
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ともともも(プロフ) - メリッサさん» ありがとうございます！似たような雰囲気の話ばかりになっていて悩んでいたのですごく嬉しいです、普通に泣いてます。これからも頑張ります！ (2022年12月20日 14時) (
レス) id: 01f45e17e6 (このIDを非表示/違反報告)
メリッサ(プロフ) - ともとももさんの書かれる細かくて優しくて、その場面が思い浮かぶ文がとっても好きです！ (2022年12月11日 2時) (レス) @page30 id: 078328f077 (このIDを非表示/違反報告)
ともともも(プロフ) - moon_shineさん» いつもコメントありがとうございます。最早我々の中では季語に認定されてますよね（）どんどん寒くなって行くのでこれからの黄仁俊が楽しみで仕方ありません（涎） (2022年10月26日 0時) (レス) @page13 id: 01f45e17e6 (このIDを非表示/違反報告)
moon_shine(プロフ) - 冬の黄仁俊は季語になってもおかしくない。私も昨日のロンジュンにやられました。ともとももさん、いつも素敵なお話をありがとうございます。 (2022年10月15日 7時) (レス) @page7 id: db76fff5c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともともも | 作成日時：2022年10月15日 1時
