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暖かさと眩しさに目を覚ますと顔に朝日がかかっていた。
『ん、朝、、？』
自分の匂いが染みついた枕に顔を押し付けぐりぐりと二度寝の体勢に入ろうとしたのに
カラン、カラン、
と聞こえてくるのはキッチンからで、何となく美味しい匂いがしてきてチョンロの存在を思い出す。
昨日よりも怠さが増した身体を無理矢理起こすと下腹部に鈍痛を感じてやっぱりこの周期が来たと憂鬱になる
布団の温もりが名残惜しくて薄い毛布を被り、まともに上げられない足を擦ってキッチンに向かうと開けっぱなしの扉から見える昨日目覚めた時に見えた背中と同じ背中
当たり前だけど。
この背中は本当に不思議で、いつも私を引き寄せてはくっついて離れなくさせてしまう厄介な背中。今日も当たり前のように吸い寄せられ彼の腰に腕を回し、背伸びをしてその肩から覗き込む。
「んー？エギ起きたの?」
『ん、何作ってんの』
「トマト卵炒め」
あと中華粥もあるよ。
『最高じゃん』
「ふっ、今頃気づいたの?」
足冷えるから靴下履いてきな
朝のチョンロは少しだけオンマモードだ。
『んー、めんどくさい。後でチョンロが温めて』
ぐりぐりと顔を擦り付けると安心する匂い、温もり。それから柔らかさ
可愛らしい顔に似合わず意外にも逞しい身体をしているのに何故か柔らかさを感じるから私は不思議で堪らない。
うーん、沼だ
「は？やだよ面倒くさい。」
さっさと履いてきなよ
『んー、辛辣だけど嫌いじゃない』
「なんだそれ」
けらけらと響く声と振動は寝れたものじゃないのに何故だか安心してくるからきっとこれは何か変な洗脳でもされているに違いない。
『､､､タクシーから降りた記憶ない』
「だろうね、俺がおぶって降ろしたんだから」
『え？ほんとに？それはごめん。』
ありがと
すごく申し訳なくなって控えめに落とされた声が気になったのか彼は振り向いて私の顔を覗きこんだ。
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ともともも(プロフ) - メリッサさん» ありがとうございます！似たような雰囲気の話ばかりになっていて悩んでいたのですごく嬉しいです、普通に泣いてます。これからも頑張ります！ (2022年12月20日 14時) (
レス) id: 01f45e17e6 (このIDを非表示/違反報告)
メリッサ(プロフ) - ともとももさんの書かれる細かくて優しくて、その場面が思い浮かぶ文がとっても好きです！ (2022年12月11日 2時) (レス) @page30 id: 078328f077 (このIDを非表示/違反報告)
ともともも(プロフ) - moon_shineさん» いつもコメントありがとうございます。最早我々の中では季語に認定されてますよね（）どんどん寒くなって行くのでこれからの黄仁俊が楽しみで仕方ありません（涎） (2022年10月26日 0時) (レス) @page13 id: 01f45e17e6 (このIDを非表示/違反報告)
moon_shine(プロフ) - 冬の黄仁俊は季語になってもおかしくない。私も昨日のロンジュンにやられました。ともとももさん、いつも素敵なお話をありがとうございます。 (2022年10月15日 7時) (レス) @page7 id: db76fff5c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともともも | 作成日時：2022年10月15日 1時
