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きっとそうだ、私は付き合ってから今までの事がなかったら気付けなかったと思う。
「多分、俺はここでAに振られたら学習したんやろうな」
なんで言わんかったんやろ、アホやなぁって
『それを言われると私が負けたみたいで悔しいんだけど?』
彼を押して離れると相変わらずムカつく顔で笑ってるから指を思いっきり弾く
「ったぁ、！」
『自業自得だと思う。』
「ははっ、俺もそう思う」
クスクス笑い合った後に何も聞こえない時間が来てもこんなにも心落ち着いて居られる
これまでの自分が本当になんだったのか疑うくらいで酷く無駄な時間を過ごした気もするけど、これからも悠太と過ごして行ける代償なのだとしたら全然悪くない気がした。
「でも、ちょっと寂しいかもな」
『なにが？』
「だって俺を楽しませようと必死になってくれてるA見てるの嬉しかったし可愛かったし」
『、、、それ悠太。すっごい性格悪いんだけど?私がどれだけっ、』
「あー、はいはい。どうどう」
『、、、私は猛獣か』
にやり、今日はその顔をよく見る
「そうそう、Aは猛獣やからこれを付けとかなね」
そう言って後ろの棚から出してきたのはよく見る長細い箱
『え、急に何？！』
「んー、まぁ俺も焦ってた？ってことかな」
恥ずかしそうに下唇を噛んで目線を逸らす姿になんとも言えない愛おしさが溢れてくる
『誕生日もクリスマスもまともに準備してくれた事なかったくせに』
「まーまー、その話はまたにしよ」
ほら髪避けて、付けたる
なんなのこの人、私に振られるかと思ってネックレスを買ってくるなんて
『悠太、私のことめっちゃ好きじゃん』
「今頃気づいたん?忘れたん?」
首に冷んやりした感覚が落ちてきて両肩を導かれて振り向くと
『また、その顔』
「俺から告白したやん。」
今日はお腹いっぱいになる程に見た彼の歯はすぐに閉じられて近づいてくるから私は疑わずに目を閉じる。
「俺は多分Aが思ってるよりずーっと前からAのこと見てたからな」
息が掛かるほどの距離でそう言うから
聞きたいことは沢山あるのに、これ以上は終わり。と言うかのように落とされる唇に諦めて彼の首に手を回して襟足を撫でた。
泡沫に住む人
END.
悠太くん！誕生日おめでとう！！！
貴方のおかげでネオカルに出逢えました(元推しと同じ地元悠太くん)一生感謝。
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ともともも(プロフ) - メリッサさん» ありがとうございます！似たような雰囲気の話ばかりになっていて悩んでいたのですごく嬉しいです、普通に泣いてます。これからも頑張ります！ (2022年12月20日 14時) (
レス) id: 01f45e17e6 (このIDを非表示/違反報告)
メリッサ(プロフ) - ともとももさんの書かれる細かくて優しくて、その場面が思い浮かぶ文がとっても好きです！ (2022年12月11日 2時) (レス) @page30 id: 078328f077 (このIDを非表示/違反報告)
ともともも(プロフ) - moon_shineさん» いつもコメントありがとうございます。最早我々の中では季語に認定されてますよね（）どんどん寒くなって行くのでこれからの黄仁俊が楽しみで仕方ありません（涎） (2022年10月26日 0時) (レス) @page13 id: 01f45e17e6 (このIDを非表示/違反報告)
moon_shine(プロフ) - 冬の黄仁俊は季語になってもおかしくない。私も昨日のロンジュンにやられました。ともとももさん、いつも素敵なお話をありがとうございます。 (2022年10月15日 7時) (レス) @page7 id: db76fff5c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともともも | 作成日時：2022年10月15日 1時
