隣に居たのはいつも貴方でした (ページ1)

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出会いページ1

Your side

「寝坊したー！！！」

私は相原A 26歳

田舎から上京して4年

白のブラウスに黒色のスーツを身に纏い、ヒールを履

いて朝から走って職場に向かってますが、

こうみえて私、一流ホテルのコンシェルジュとして働

いてます！！

「よし、この調子だと間に合う！」

と、思った矢先、

「何あれ？！？」

タクシーが停まってる周りに女性だらけの凄い数の人

だかり...

「何の騒ぎ？！？このままじゃ通れないよお～」

誰かを囲って鳴り止まない黄色い声援...

私や、他の通行人には一切気付いてない女性陣。

「もういいやっ！いっちゃえっ！！」

この人だかりの中私は躊躇なく突っ走ろうとした

女性陣「邪魔なんだけどっ！！」

「きゃっ！！」

痛～っ

案の定跳ね返された。

「凄いな、、あははは」

苦笑いするしかなかった。

すると、道端で転げてる私のところへ誰かが走って駆

け寄ってきた。

"大丈夫ですかっ！？！？"

手を差し伸べてくれたのは

眼鏡をかけていてマスクをしている男性

(脚長い、、)

シュッとしたスタイルの良さと優しい喋り口調、

その雰囲気からかっこいい人だろうなあと思った。

「あぁ～..すみません」

彼の手を掴むと、

グイッと私のことを簡単に持ち上げてくれた。

すると、何故かじーっと目が合った。

(何だろ？？)

と瞬間、

女性陣「川西さ～ん！！かっこい～！！」

「ずるい～」

「サイン下さい～！！」「握手～！！」

一気に黄色い声援は私たちの方へと寄せられた。

かわにし？？

えっ、、もしかして、

「この人だかり、、まさか貴方の、、？？」

川西「すみません。他の方にも迷惑かけてしまって、、

お怪我ないですか？？

マネージャーきたんでもう行きます。

本当にすみません。」

私はテレビを全く観ないからこの人が誰かも分からな

い。

有名人なのかな、、？

ただ初めての体験でなんだか可笑しくなった。

「ふふっ大変なのは貴方の方みたいですね。
　
助けてもらってありがとうございます。それじゃ」

ぺこっと頭を下げると私は職場へと向かった。

これが私と彼の出会いだった。