雨が降り私は歌う [KZ] (ページ26)

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#twenty four ページ26

テストなんてもう知らないもん←

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｢そらるさんも行きましょ！！｣

急のまふさんの変わりようにビックリする

そらるさんはいかにも"してやったり"という顔をし

まふさんは真剣な顔(簡単に言うと真顔)でそらるさんを見ていた

『えーと』

この雰囲気を崩すため私は話す

『そらるさんも行くって事は3人で行くって事ですよね？』

まふさんは"3人"というワードに顔を歪ませそらるさんを睨む

｢そらるさん酷いです｣

そらるさんはニヤニヤしていたがその言葉を聞いた途端真顔になり

｢まふ、お前に言われたくはない｣

と割と真剣な目をした

私は学ぶ

大人って大変←

『じゃぁまふさんの言葉を引用すると3人で"でーと"って事ですねっ！』

まふさんは又もや瞳に涙をうかべ｢彩そこ引用しないで下さいっ！！｣のヒストレックに叫ぶ

そらるさんはニヤニヤしかしていない

｢でーとか｣

そらるさんはその言葉を何故か噛み締め天井の仰ぐ

｢青春だぁ｣

何を言っているのですかそらるさん

｢そらるさん｣

やけに真面目そうな顔をしたまふさんがそらるさんの肩をトンっと叩く

｢もう青春は戻ってなんかきませんよ｣

何気に酷いこと言いますね

まふさん絶対そらるさんをからかっているでしょ

顔笑ってます

そらるさんは幸せそうな顔をゆがめまふさんを軽めに睨む

｢お前だって対して歳の差変わらないだろ｣

まふさんは心外だというように指を横に振りチッチッチッと口を鳴らす

｢そらるさん僕は20代｣

その顔は明らかに笑っている

いたずらっ子の顔だ

｢そらるさんは30代｣

そらるさん30歳超えてたんだぁ

肌も綺麗だし下手したら私より若いかも←

まふさんはニヤリと微笑む

｢20代と30代の壁は大きいんですよ｣

｢まふも30代になる日を今かと待っているよ｣

そらるさんはまふさんの声に重ねるように言った

まふさんはまるで子供をあやす様に少しまふさんより低いそらるさんの頭を撫でる

そして勢いよく私の方に向く

その瞳はキラキラと輝いていた

｢彩っ！！明日の予定立てますかっ！！｣

『それならそらるさんとも打ち合わせした方がよろしいかと』

私が思った事をそのまま伝えるとまふさんは｢えー｣と言いながら頬を膨らませる