乙夜の忠実男（∞） (ページ10)

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おはようページ10

サラサラ

サラサラ

んっ……んう？

まだポヤポヤした状態で顔を上げた

きみくんの優しい瞳と上がっているロ角が見える

ふぃむゅふん……

「……なんて？」

ひむぷん……

「ちゃう人やなぁ」

ゆっくりと髪を撫でてくれるからうつらうつらとなる

きむくぅ……む

「それは危ないやつやで？」

「ちゃんと言うて……き」

きぃ

「み」

みぅ

「くん」

くふっ

「ははっ……アカンわ」

きみくん……

「ん？」

……おはよう

「おはよう」

よく寝れた？

「寝てもうた」

よく寝れるって良いことなんだよ

「そうなん？ようわからんけど」

「ふわふわすんねん……ここやと」

ん？

「なんかなぁ」

うん

「ふわふわぁってして、お前がずっと……ええよって言ってくれんねん」

私が？

「おん、きみくんええよって」

「せやから、ふわふわなんねん。心も……身体も」

安心出来てるってこと?

「わからん」

居場所があるみたいな

「居場所？」

横山裕の居場所は関ジャニ∞だけど、横山侯隆の居場所はここだって

きみくんがきみくんらしくいられる所だってことだよ

「そうなんかなぁ」

「……そうなんやろうな」

「お前が……Aがおるから、帰ってくるんやから」

１０秒ルールを破ってまで、頭を撫でてくれたもんね

「あっ！今日の俺、死んでもうた」

「でも、今日はええわ……いつもありがとうな」

サラサラ