#12 帰り道 ページ13
ともside
ガタン…ゴトン…
ゲームフェスタも終わり、今は帰りの電車。
『眠い…』
午後10時を過ぎて夜も深くなってきた
「寝ていいよw着いたら起こすから」
『うん…』
今日は疲れただろうなぁ…
生放送出て、実写用の動画も撮って。
「お疲れ様です」
髪、綺麗だな。
指を通せば絡まることなく、通り抜ける
「人形みたい。」
俺の彼女…勿体ない気がする(笑)
Aと出会って、5年程経つ。
付き合い始めたのは3年前からだけど
俺は出会った時から好きだった。
笑顔が綺麗なAに気がついたら惹かれていた
「一目惚れってやつ、かな。」
頭を少し撫でると、Aの匂いがする
『ん…っ、とも?』
「あ、ごめんw起きちゃった?」
『ううん、大丈夫。』
「もうすぐ着くよ。」
Aの頬が少しばかり紅く染まっていた
そこから何分かしたら駅に着き、
家へと帰った。
「ただいまー!!」
『ただいま…』
Aは『疲れたぁ』と言いながらソファへと倒れこむ。
「寝るならベットで寝な?」
『運んで〜動く気ない。』
「しょうがないなぁ…」
ソファに寝転んでいるAをお姫様抱っこで寝室へと運ぶ
「軽っ…」
『んぅ…』
俺の腕の中で気持ち良さそうに寝るA
「ほら、横になりなw」
ベットに優しく置くと、布団の中に潜る。
「おやすみ。」
そういい、部屋から出ようとすると
『とも…は?』
裾を捕まれた。
「え?」
『一緒に寝ようよ』
「分かった」
動画編集しないとと思ったんだけど
Aが寝たら編集するか
『ふふっ…』
「何か嬉しそうだねw」
『あのね、さっきの電車で寝てた時に夢を見たの。』
「どんな夢?」
『ともが私から離れていく夢。
だから…いつか私から離れていくのかなぁって思って
怖くなっちゃって』
「大丈夫だよ、俺がAの傍にずっと居るから。
ずっと、Aのこと好きだから。」
そういいながら頭を撫でると
『そっか、なら大丈夫だね。」
嬉しそうに目を細めながら微笑んでくれる
この笑顔をずっと好きでいたいなぁ
「おやすみ。」
『おやすみ。』
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黒猫娘。(プロフ) - 秋華さん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです!更新頑張りますね!!! (2017年8月7日 18時) (レス) id: 36f0080ce5 (このIDを非表示/違反報告)
秋華(プロフ) - この作品は、今まで読んだ中で、一番感動して泣いたと思います。 続編も頑張ってください (2017年8月2日 1時) (レス) id: 5237a5a8ea (このIDを非表示/違反報告)
黒猫娘。(プロフ) - くりふわさん» 楽しみにしててくださあああい!!? (2017年6月11日 21時) (レス) id: 36f0080ce5 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫娘。(プロフ) - 豆乳珈琲さん» 豆乳先輩。。。(´・ω・`)ずっとついていくっす(//∇//) (2017年6月11日 21時) (レス) id: 36f0080ce5 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳珈琲(プロフ) - ぅぁぁああ!めっちゃ面白かった!ハマってついついこんな時間まで読み漁ってしまったww(現在時刻0:45)ありがとう!← (2017年5月27日 0時) (レス) id: b281903062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫娘。 | 作成日時:2017年2月4日 23時