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「で、アンタはどう?その、麻薬やってんの?」
「いいや、俺は売るだけだ」
「じゃあ、どうやって新改良したの?」
酒臭い男はニヤニヤと見つめてくる。
「あんたにゃ、教えられん」
「あっそ」
-どーせ、人を檻の中にいれてやらせたんだろ。
「じゃあさ...」
-自分の護衛は馬車の中にいるから、いいっか。
「いっただっきまーす!」
パチンと手を合わせて男の真下にできた黒い渦には手がウニャウニャと出ている。
「は?」
男はバックリと渦に落ちていく。
「お酒が効いてて美味しいかなー?肝臓はおいしくないから誰にあげようかなー?"あー君"にあげよっかなー?」
んふふふとこぼれたのは、ニヤニヤか笑いなのか、よくわからないものだった。
「うーん...どーしよー」
うーん、うーん、と唸る。
「やっぱり、あー君にあげよう!
後、三百人記念だし!」
わーっと、両手をあげてひとりで喜んでいたらドスンと大きい音がした。
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作者名:幽銀 | 作成日時:2019年12月15日 11時