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「ヒョッ、首を斬るという殺意の美を感じとれないとは...」
コロコロと風で転がる自分の首をビクビクした鬼が追いかけ、壺は血が染まった胴体を吸い込んだ。
「...共食いかい?」
首のままクツクツと笑うと壺から出ている異形の鬼も笑った。
「ねえ、言っとくけど俺様ってあのお方のお気に入りなんだよ?ねえ、知って_ 」
ブチョワアッ
先ほどまで存在していた首はなくなり、血がダラダラと壺にかかっていて生臭い匂いが辺りに漂った。
「ヒョッ、自然消滅...いや、これは仮の姿...か...ヒョッ、ヒョッ、あのお方が気にいるわけだ」
「恐ろしい、恐ろしい、生きる執念...恐ろしい...恐ろしい...」
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作者名:幽銀 | 作成日時:2019年12月15日 11時