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「...と、長々話しましたが簡潔にいうと私が勝手に判断し、しゃしゃり出ていったので危うく死人が出るという結末ですね。」
笑い話のように微笑むが目が笑っていない。目は悲しんだ哀れな目でどこかをみていた。
「...差ってなんですの？」
過去についてメモ書きしていた鉛筆を少し止めて、すぐに質問に切り替えた。
「えーと、プロヒーローと高校生という経験の差ですよ。次にどうしたらいいのか、その次はどうしたら生きれるのか、その次に周りの犠牲や被害についての考える速さの差です。」
「それは私にアドバイスしてくれているのでしょうか？」
「アドバイス...というよりかは勉学っていう方ですね。」
鉛筆を止めて、Aの顔をみつめ、椅子から立ち上がった。Aの両肩を掴みこう言った。
「勉学ですの？アドバイスじゃありませんの？どうして勉学になってしまうの？
なーんで、なの？私に教えてください！」
両肩を揺らした。すっごい揺らした。脳震盪がくるんじゃないかってくらい揺らしていた。百は無邪気に笑い問うた。
始まってしまった、
八百万百の「の？」質問攻撃開始。
"「の？」質問攻撃"というのは、幼い子供の『なんでそうなるの？』や『どうして？』や『なんで、なんで？』といった親に対する質問攻めのことだ。
百はたまにそういう、甘えたような幼いスイッチがはいる。
「おじょ〜さ〜ま〜？」
アハハ、アハハ と笑うAは口を開け百の肩掴みを離すのを待った。
「ハッ！私ったら！いけないいけない...」
口に拳を近づけ咳払いをした。
「んんっ、ゴホン...」
「おじょーさまー？大丈夫でしょうか？」
百は座っているAを背にして頬を両手で包みこんだ。
「はあ...私ったら」
-私ったら、こんな...我を忘れるなんて！なんとお恥ずかしいことですわ！
と、思っている百とは真逆にAは
『めっちゃ、耳真っ赤やん...後ろからでもほっぺが真っ赤なのは想像できるわ...写真撮りてーわ』と天井をみつめていた。
バレッタで髪をひとつに後ろにまとめているので両耳がちらりとAに見えた。
余談だがAの母が関西で生まれ育った人なので、心の中だけだがたまに、極稀に、極稀にだが大阪弁が出る。覚えていてほしいのはAの母が関西生まれであり、関西育ちというだけであって、Aは決して関西人ではない。生まれは宮城県の仙台市である。
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幽銀(プロフ) - 莉華さん» マ？（ヒロアカうろ覚え勢） ...おかしいな単行本持ってるはずなのにな...（四巻まで） 言い訳すんませんした...できるだけすぐなおします (2019年11月20日 7時) (
レス) id: c2f472b7ff (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - あの...USJにきた教師はファットガムではありません。スナイプですよ。 (2019年11月19日 21時) (レス) id: f0913cbb00 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 面白すぎる……。どうか続きを…… (2019年1月29日 17時) (レス) id: 4dafa9f5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽銀 | 作成日時：2018年12月28日 18時
