【男主】お姫様、死んでください。～シンデレラ編～ (ページ1)

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朝起きて歯を磨いて着替えて。そしてニュースをつける。ニュースでは特別な死しか報道されない。特別な死はなんだろうか。やはり、戦の場所になっている所は誰かが死ぬのは当たり前でいちいち報道されないのか。
カチッとポットのスイッチの音がなる。ポットを手にとりコーヒーを作る。そしてブラックは流石に飲めないので砂糖とミルクを入れる。

朝ご飯は何を食べようか。作るのが面倒なのでモーニングセットがある『カボチャの馬車』というカフェに行こうか。そう決めると財布を手にとり、家の鍵を閉める。そして数分歩く。数分歩くと『カボチャの馬車』とかかれた看板が見える。ドアを開けると鈴の音がちりんちりんと鳴る。ドアを閉めた今でもちりんちりん。と鳴っている。

「モーニングセット一つ。」

「かしこまりました。」

ここのマスターはあまり嫌いでは無い。俺がここの常連だからと言って特別扱いはしない。

「モーニングセットどうぞ。」

マスターが言った後におひやとモーニングセットが出てくる。モーニングセットのサンドイッチを食べるとおひやを飲む。そしてまたサンドイッチを食べるを繰り返す。食べ終わったら代金を払い『カボチャの馬車』を出る。
そして、数分歩き家につく。そして鍵を開ける。

「お帰りなさい。A」

母親のような落ち着いた声で言ってきた。
可愛い子だな。と思いジロジロと警戒しながら見ると可愛い子だった。

この子が仮に俺に好意があるとして、話してみようかなと考えてしまう。まあ、俺には到底無理だが。