真夜中の。〜after story〜 (ページ1)

今日:12 hit、昨日:8 hit、合計:27,076 hit

1 ページ1

赤
あの事件から2ヶ月が経った。
今日は俺と望が養子縁組が組めるかどうかの結果が出る日や。それにもかかわらず、俺は今日も仕事が入っとって、一応帰りに施設に寄ると濵ちゃんに伝えておいた。
まぁ、とはいえ結果が出る日やのに集中して仕事が出来るわけもなく、ずっとソワソワしとんねんけどな、w

「あー...気になるわ、。組めへんかったらどないしよ...」
緑「昼休憩中までソワソワするんやったら今日有給使ったらよかったやんか。」
「んぃや、有給は望と遊びに行くのに使ってあげたいから取っとくんや。」
緑「はいはい...。w」

なんて会話をしたけど、やっぱり我慢できんかったから、午後休をもらって望の待っとる施設に向かった。

「...すいませぇ〜ん...」
扉から入ったんやけど、誰もおらんのかってぐらい物音がしなくて、心配になったんやけど、

紫「はーい...ってしげちゃんやん！早かったなぁ？」

なんて呑気に濵ちゃんが出てきて安心したわ。

「我慢できへんかったから午後休取ってんw」
紫「おっ、そうなんか！wのんすけ喜ぶわw」
「ふふ。ってかなんでこない静かなん？びっくりしたんやけど、」
紫「あー、今な、みんなお昼寝しとんねんw」
「あー...なるほど。だからか...」

こっちやで〜って誘導された部屋は、いつの日かの懐かしい応接室。

紫「ちょっと待っててな。」

そう言って部屋を出てった濵ちゃんの背中を見届けた後、この後結果が知らされるんやと思ったら、急に心臓がバクバクし始めて、久々に結構緊張してもうてる。