ねむりました ページ39
「さぁ、気が済みましたらもう寝ましょう。」
ベッドに入る。今日はもう疲れたなぁ。他のみんなも疲れたようで隣のノアなんかはすくっと寝てしまった。
「なぁなぁ」
トントントンとチャールズが布団を叩く。
『ん?』
「・・・ドリゼラ、数学好きなんだろ?」
『うん』
「作図で困ったこと、無いか?」
作図。この国ではコンパスが無い。
『コンp・・・え、円を綺麗に書けないな』
危うくコンパスとか言うところだった。
「だろ?今黄の王国で青の王国と共同で開発してる物があるんだ。」
『あれ、青の王国と黄の王国って仲良かったっけ?』
「ドリゼラのおかけだ。フィリップと話を進めてる・・・」
『ほぇ・・・それはよかった・・・』
ちょっとお互い眠くなってきた。
「出来たら持ってくるよ。世界で1番目にドリゼラに使ってもらいたい。誰よりも先に。」
『そう?・・・ありがと』
2人ともここで記憶が落ちた。
──────────
朝。アナスタシアは珍しくまだ寝ている。
『んんっ・・・ふぅ』
伸びをする。ぼやけた目で隣を見ると、あれ。ノアがいない
「ドリゼラ」
『!?』
自分の腹から声がしたので見てみると、あらまぁノアくんがこんな場所に!
「おはよう」
『お、おはよう』
頑張ったな・・・このためだけにそんなに早く寝てたのか、と。計算高いノアに私は心の中で拍手さえしてしまった。
「ドリゼラ〜」ギュッ
私は比較的寝相がいいタイプなので知らぬ間にノアを蹴ったりはしていないだろう。だが。
寝相がいいタイプは寝汗がひどい場合がほとんどである。つまり今の私は・・・
『私汗くさいからやめた方いいよ・・・』
「んーでもいい匂いだよ?」
すんすんと鼻を鳴らされると恥ずかしいしくすぐったい。
『一体どんなにおいがしているの?』
すると彼はきょとんとした顔をした。そして当然だろ、と言うようにこう告げた
「え?ドリゼラの汗のにおいだけど、何で?」
『えっ』
その日人類は思い出した。
彼はとんでもない変態であったことを。
彼はとんでもなく病んでいるということを。
──────────
「僕ドリゼラの汗のにおいだったらずっと嗅いでいたい・・・」
『 』
「このやわらかな刺激臭・・・たまらない」
『 』
「きも」
アナスタシアが起きたようです。
おうじたちがかえりました→←ありす・くうぉーつさんはにんげんこくほうでした
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つゆロロ(プロフ) - アリスさんの本性が意外だwさん» ありがとうございます。貴方のような天使によってこの物語は支えられているのですね・・・なるほどぉ。続編でも新キャラ出てきますので、お楽しみにー! (2018年4月19日 21時) (レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリスさんの本性が意外だw - お帰りなさい。少なくともここにヒトリ更新を心待ちにしていた者がいますよ?
ずっと続きが読みたかったので更新再開嬉しいです♪
楽しみにしてます。これからもがんばって下さい! (2018年4月19日 7時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
つゆロロ(プロフ) - チョークさん» ありがとうございます。深夜に思いついたお話なので、下の方に突っ走っております(ニコッ (2018年2月12日 11時) (レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
チョーク(プロフ) - 国王がロリコンとは……!思わず笑ってしまいました!この発想はなかったです。続き楽しみに待っています^^* (2018年2月12日 11時) (レス) id: e74d4ea6bf (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - つゆロロさん» な、なんか部外者がすみません! いや…ディズニーって著作権が厳しいって聞いたので読めなくなったらどうしようと思ったらつい……これからも更新頑張ってください!! (2018年2月3日 20時) (レス) id: cce5a6453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つゆロロ | 作成日時:2017年12月18日 1時