たんじょうびがきてしまいました ページ28
「おはよおおおお！おはよおおおおおお！」
『う゛』
いつものように目が覚めて、アナスタシアを見るといつものようにアホな顔を輝かせている。
「はよ！元気ｨー？？」
『元気元気。さぁ、散歩行こうか』
なんだかアナスタシアの大切さがわかった。今日は心がざわつくけれど、アナスタシアは心の支えになった。
──────────
「「『いただきます。』」」
「ドリゼラ、今日はおめでとうございます。」
「おめでとうございます！！」
『ありがとうございます。今日を迎えられたのはお母様とアナスタシアのおかげです。これからもよろしくお願いします。』
「ふふ･･･最近は大変でしょう。無理しなくていいのですよ。」
「ねえちゃんは頑張り屋さん！私もはやく10歳になりたーい！！」
『10歳になったら何かいいことがあるの？』
「10歳、“テンサイ”でしょ！？」
「天才か･･･はたまた天災か。私の人生のうち一番辛かったのは･･･やめておきましょうか。」
にこにこと笑うお母様の顔には曇りがひとつもない。なんだか全てが懐かしく、いとおしく思える。ここの食卓はいて安心する。なんだろう。どうしてこんなに嫌な予感がするんだろう。
「顔色が優れませんね。誕生パーティーは3時からですから、それまで部屋でゆっくりおやすみなさい。」
『はい･･･そうします。』
朝食の時間はそんな会話で終わった。
──────────
今は8時。準備もあるから休むとしたら12時くらいまでかな。
大きなベッドに横になる。もう何が何だかわからない。全てがめんどくさくなった私は瞼を閉じて窓の外の鳥のさえずりに耳をすませた。
──────────
ガチャ
『アナスタシア？』
「うん。ねえちゃぁん」
ベッドに潜り込んできて私の腰に手を回す。それがとても心地よかった。安心する。
『どうしてここに？』
「ねえちゃんがいないお城、つまんないもん」
『そう？それはうれしいね』
時計を見ればもう12時半。そろそろランチだ。食欲はあまりないけれどアナスタシアと一緒に食堂へ向かった。
ふぃりっぷがおとこらしくなっていました→←おひるはさんどうぃっちでした
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つゆロロ(プロフ) - アリスさんの本性が意外だwさん» ありがとうございます。貴方のような天使によってこの物語は支えられているのですね･･･なるほどぉ。続編でも新キャラ出てきますので、お楽しみにー！ (2018年4月19日 21時) (
レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリスさんの本性が意外だw - お帰りなさい。少なくともここにヒトリ更新を心待ちにしていた者がいますよ？
ずっと続きが読みたかったので更新再開嬉しいです♪
楽しみにしてます。これからもがんばって下さい！ (2018年4月19日 7時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
つゆロロ(プロフ) - チョークさん» ありがとうございます。深夜に思いついたお話なので、下の方に突っ走っております(ﾆｺｯ (2018年2月12日 11時) (レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
チョーク(プロフ) - 国王がロリコンとは……！思わず笑ってしまいました！この発想はなかったです。続き楽しみに待っています^^* (2018年2月12日 11時) (レス) id: e74d4ea6bf (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - つゆロロさん» な、なんか部外者がすみません！ いや…ディズニーって著作権が厳しいって聞いたので読めなくなったらどうしようと思ったらつい……これからも更新頑張ってください！！ (2018年2月3日 20時) (レス) id: cce5a6453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つゆロロ | 作成日時：2017年12月18日 1時
