ふたりでねれませんでした ページ13
寝室にて
お風呂を上がり、歯を磨いた後アナスタシアとベッドに入る。
「ねえちゃん、今日ね、木登りしたよ」
『そう。アナスタシアは木登り得意なのね、得意なことがあるってステキね。』
「あと今日ね--」
こうぷつりぷつりと話をするうちに二人共眠りにつくのだ。
私とアナスタシアのふたりが寝静まった頃のことだった。
ガヤガヤガヤガヤ
城内が騒がしい。メイドと執事の声と、お母様の声。
私だけが起きたようだ。アナスタシアを起こさないようにして部屋の外へ
「侵入者です･･･！」
「1人？」
「はい。この城のどこかに･･･！」
「探して。･･･あらドリゼラ、ごめんなさいね。もう寝てもらって構わないわ」
お願いだから早く寝て。そんな言葉のように思えた。まぁ私にどうにか出来そうにもないから従う。
ガチャ
寝室に入ると、
『！？』
侵入者が
「あっ！」
いた。
──────────
『まって！大丈夫、まだ大人は来ないわ』
「･･･そうか」
明かりをつけると、泥だらけ･･･というか石油が着いた作業着のようなものを着ている少年だった。
たしか工業が盛んな国は･･･
『あなた、黄の国の労働者ね』
「うん、まぁ、そんなもんかな」ﾎｯ
なんかホッとしてる･･･もしかして、貴族？
『貴族？』
「ぅ」ｷﾞｸｯ
『･･･そう』
「チクらないのか？俺侵入者だろ？」
『･･･まだね。貴方は逃げてきたの？』
「あぁ。カモフラージュのために労働者の服を着たんだけど･･･アンタには無意味だったな」
ははっと困ったような笑いを向けた彼。あれ、この人超美形なんじゃない？
『もしかして、皇子？』
ｷﾞｸｯ「ち、ちがっ」
ビンゴ！！やっぱ美形＝皇子でいいんだ！
金髪の髪にちょっと幼いけど綺麗な顔。目はビー玉みたいな空色。
うん。かっこいいね！確かに今日みた黄の国の資料にもこの皇子が載っていた。
『いいよ･･･まだ言わないから』
「まだってことは、いつか言うんだろ」
『うん。当たり前じゃん』
「ほらなぁ！」
シーっ、アナスタシア起きちゃうでしょ･･･
ごめんごめん、そんな会話を目配せでした後、会話が再開する。
『で、こんな貴族の端くれの家に何の用？』
「何言ってんだっ。お前、この城すげえんだぞ！」
えっ、私は顔をしかめた
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つゆロロ(プロフ) - アリスさんの本性が意外だwさん» ありがとうございます。貴方のような天使によってこの物語は支えられているのですね･･･なるほどぉ。続編でも新キャラ出てきますので、お楽しみにー！ (2018年4月19日 21時) (
レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリスさんの本性が意外だw - お帰りなさい。少なくともここにヒトリ更新を心待ちにしていた者がいますよ？
ずっと続きが読みたかったので更新再開嬉しいです♪
楽しみにしてます。これからもがんばって下さい！ (2018年4月19日 7時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
つゆロロ(プロフ) - チョークさん» ありがとうございます。深夜に思いついたお話なので、下の方に突っ走っております(ﾆｺｯ (2018年2月12日 11時) (レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
チョーク(プロフ) - 国王がロリコンとは……！思わず笑ってしまいました！この発想はなかったです。続き楽しみに待っています^^* (2018年2月12日 11時) (レス) id: e74d4ea6bf (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - つゆロロさん» な、なんか部外者がすみません！ いや…ディズニーって著作権が厳しいって聞いたので読めなくなったらどうしようと思ったらつい……これからも更新頑張ってください！！ (2018年2月3日 20時) (レス) id: cce5a6453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つゆロロ | 作成日時：2017年12月18日 1時
