きのおうじがかえりました ページ20
朝食も済み、黄の皇子の帰りの支度が整ったよう。馬にまたがりやっと貴族らしい姿になったチャールズは、かっこよかった。
『次はユートピア、来てね？』
「あぁ！アンタにも会いに来たいしな！」
「ねえちゃん！このオトコ次処そう！！」
「その馬は差し上げます。親善の証として授けるので、大切にしてくださいね？」
珍しい金髪の馬。まるでチャールズのために生まれたかの如く、姿がよく画になっている。
「あぁ！ありがとう！･･･その前に、一ついいか？」
わざわざ馬から降りて私の元へ。
『？うん』
「･･･」ﾆﾔﾆﾔ
「･･･？？？？」ｼﾞｰｯ
お母様は何か分かったように見守り、アナスタシアは何もわからず眉間にシワを寄せたまま私たちを見つめている。ちなみに私はアナスタシアによく近いような感じでチャールズを見ている。さすがは姉妹である。
「俺の婚約者に、なってくれないか？」
『 』
声にならない悲鳴が上がり思わず白目に。
「ﾌﾟｯ！」
「はーぁーん！？」
お母様は吹き出し、アナスタシアは怒り狂って憤怒がテーマのダンスをくねくね踊っている
「ダメ･･･か？」
『と、唐突すぎて、ちょっと理解できない』
多分今私はアナスタシアよりも早口だろう。どうしよう。これは告白でしょ？
「そっかぁ･･･じゃあさ、次来るまでに返事よろしくな！」
『っあ、えっ、う、うん！！』
馬にまたがり進む。何だか緊張感がない･･･と思ったら今になって顔が真っ赤になった。
「あららぁ･･･ドリゼラは一体昨日の夜何をしたのかしらん？」
「しょーす！処してやるぅ･･･！！」
珍しくお母様が上機嫌だった。アナスタシアも珍しく不機嫌だった。
──────────
「で、今に至るわけなの？」
『そうです･･･』
青の皇子はお茶をすすってこう言った
「おれそういうの疎いんだよね。わかんな〜い。･･･そんなことよりさぁ！キミ、僕でも解けなかった問題解けたって、本当なのー？」
──────────
灰色のフェーブがかかった髪、銀のピアスに動きやすそうな服装。深海のように青い瞳がキラキラと輝いている。
このヌルッと始まったお茶会は雰囲気が良く、なんか知らないが恋バナまで話が発展してしまった。
「アフタヌーンティーはいいねー」
『でも紅茶はお嫌いなんですよね？』
「フルーツティは好きー」
「はあ･･･」
あおのおうじはねこのようでした→←めんどくさいのがふえました
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つゆロロ(プロフ) - アリスさんの本性が意外だwさん» ありがとうございます。貴方のような天使によってこの物語は支えられているのですね･･･なるほどぉ。続編でも新キャラ出てきますので、お楽しみにー！ (2018年4月19日 21時) (
レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリスさんの本性が意外だw - お帰りなさい。少なくともここにヒトリ更新を心待ちにしていた者がいますよ？
ずっと続きが読みたかったので更新再開嬉しいです♪
楽しみにしてます。これからもがんばって下さい！ (2018年4月19日 7時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
つゆロロ(プロフ) - チョークさん» ありがとうございます。深夜に思いついたお話なので、下の方に突っ走っております(ﾆｺｯ (2018年2月12日 11時) (レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
チョーク(プロフ) - 国王がロリコンとは……！思わず笑ってしまいました！この発想はなかったです。続き楽しみに待っています^^* (2018年2月12日 11時) (レス) id: e74d4ea6bf (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - つゆロロさん» な、なんか部外者がすみません！ いや…ディズニーって著作権が厳しいって聞いたので読めなくなったらどうしようと思ったらつい……これからも更新頑張ってください！！ (2018年2月3日 20時) (レス) id: cce5a6453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つゆロロ | 作成日時：2017年12月18日 1時
