泣き虫な少年 ページ1
何故かあの日見た空を。
あの飛行機を不思議と覚えていた。
その日の夜も何故だか涙が止まらなかった。
不甲斐ない気持ちと胸に突き刺さるような悲しみに。
そして、ただ僕は強くなりたいと思って君と見た大きな飛行機を思い出していた。
あんな風になれたなら弱い自分を隠せるだろうか？
？(あぁ、その為の勇気さえあれば…君のことを守れるだろうか？)
そうやって探しているうちに少年は眠ってしまった。
残酷な運命に負けない強い人になれる勇気がただ欲しかったんだ。
ただ一瞬息が出来るのならそれでいいと思える心があったらそれでよかった。
「君を守りたい」
僕は彼女にそう伝えた。彼女は少し困ったように笑ってただ前を見つめていた。
後になって僕は君の強さを知ったんだ。
それと同時に僕の弱さを知った。
君のあんなにも泣きはらした顔を思い出しながら。
「守りたい」なんて言葉は君に必要なかったんだ。
だって、君は僕よりもずっと強い人だったから。
僕の方が弱いって気づいたから。
君が学校に来なくなった。
誰も大人は教えてくれなかった。
君にもう会えないんだと後から気づいてまた僕は一人で泣いた。
それぐらいに僕はサヤのことが大事だった。
ねぇ、サヤは今何処にいるの？
時間は流れてやがてその泣き虫なその少年は大人になった。
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Tomo(*´∀｀)(プロフ) - 現代に戻ります (2018年5月15日 17時) (
レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀｀)(プロフ) - そろそろ終盤に差し掛かってきた (2018年5月14日 18時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀｀)(プロフ) - 打上花火ですね。 (2018年5月13日 12時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀｀)(プロフ) - 久しぶりです。昨日からまた書き始めました。良かったらコメントお願いします。励みになります。 (2018年5月13日 11時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀｀)(プロフ) - 打上花火を少し重ねています (2018年3月17日 9時) (レス) id: 13f8a09a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tomo(*´∀｀) | 作成日時：2017年6月8日 18時
