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♪〜




店長「はい、おつりね


いらっしゃいませ〜




_______あ!佐野くん!ほら あの人だよ、あの人!」

『…?!』

おつりを渡しながら、新しいお客さんに挨拶をした店長が突然言う。







店長「ん?あれ〜なんで入ってこないんだろう?」


開いた自動ドアからはお客さんが1人入ってきて、その際に外にいた人物に気づいた店長。でも、その人物は外から店内を覗くようにみているだけで中には入ってこない。




店長「佐野くんが出ていくのを待ってるんじゃない?」

『あ〜、えっと…お疲れ様です…!』

" ふふ笑 は〜い、お疲れさま "









ピンポーン♪









『あの…!』

「こ、こんばんは」



勢いよく自動ドアから出たせいか、少し驚いたように
胸に抱えていたバッグをギュッと抱き寄せた。



『こ、こんばんは』

ぎこちない2人の「こんばんは」に、横で煙草を吸っていたサラリーマンは物珍しそうに横目でこちらをみてくる。

その視線に気づいているのか、いないのか
まず口を開いたのは彼女の方だった。






「挨拶に来るのが遅くなってしまってすみませんでした」

『いや!全然 俺の方こそ、一昨日来てくれてたみたいで…
…体調もう大丈夫っすか?』

「はい、もうすっかり」

『…よかった』

「……」









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作者名:ちむー | 作成日時:2021年10月20日 18時

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