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翌日
先輩「はよ、玲於」
『あ、先輩おはよーうございます』
先輩「……」
『ん?どうしたんすか?』
先輩「いや…なんつーか、思ったより普通だなって」
『なんすか、それ 笑』
今は昼飯を食べるべく食堂に来ている。
今日のA定食はナポリタン。俺の大好きな卵乗せ。
そこに同じく食堂にやってきた先輩が俺の向かいの席に座る。
ちなみに先輩はB定食の生姜焼き。
先輩「昨日は悪かったな、先に帰って
…で、どうなった?あのあと」
先輩が帰ったあとの出来事を話した。
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『なんつーか、俺 ただあの人のことを好奇心から気になりだして…本当は踏み込んじゃいけなかったのかなってちょっと後悔したんです』
先輩「そりゃな…あの頬みたらやばいかもってなるわな」
『彼女の話を聞いて、あの人はあの人なりに一生懸命 恋をしてたわけで。確かに相手のいる人とそうゆう関係になったのはダメだと思うけど… だけど!
あのまま彼女が幸せになれないのはなんか嫌だなってすごく思ったんです』
不倫関係であっても 彼女はそれを幸せだと言うかもしれないけど、俺は好きな人同士がなんの
彼女みたいな大人な恋は俺には到底出来ないからこそ
俺はストレートに気持ちを伝えていきたい。
先輩「俺は玲於の気持ちを尊重するし、玲於がしたいようにするべきだと思うよ。困ったときはいつでも話聞くし、助けになる」
『先輩ならそう言ってくれると思ってました。
やっぱり先輩最高っすね!』
先輩「
…で、これからどうすんの?口で言うのは簡単だけど実際に彼女のために何をするつもりなんだよ。なんか考えてんの?」
昨夜一晩、俺に出来ることを俺なりに考えてみた。
俺にとっても、彼女にとっても小さな一歩かもしれないけど
一番最初に頭に浮かんだこと。
『次にコンビニに来てくれたときに_______するつもりです』
先輩「…なにそれ、玲於のくせにセンス良すぎ」
彼女を笑顔に出来るのが俺だったらいいな、なんて。
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作者名:ちむー | 作成日時:2021年10月20日 18時