恋愛依存症なワケアリ美女。（2）

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廉「何があったん？」









私の頭を撫でながら話す。









「……」









思い出すと



どんどん廉くんの顔が滲んでく。









「昨日の人達……。」









廉「昨日？

……あー、トイレの。」









話そう。









今日の事を。









話し始めると



涙が止まらなくなり身体が震えた。









廉「……そうか。」









撫でた手は

次は丁寧に涙を拭う。









廉「A先輩、岸くんのこと好きなんやな。」









「えっ……。」









廉「なんだろ……。

恋愛としては知らんけど

それだけ岸くんのこと気してるんかなて。」









廉くんの言う通りだよ。








岸くんには知ってほしくなかった。









廉「A先輩、今日の予定は？

その状態じゃ無理やろ。」









予定……。









” 俺とデートしようぜ ”









「岸くん……。」









こんな時に限って岸くんとだ。









ショッピングしたり

プリクラ撮るんだよね？









廉「断っとき。」









でも……









「アドレス知らない。」









廉「は、ほんま？」









これじゃ、すっぽかすことになる。









尻軽女＋約束守らない









岸くんの中で


私のイメージがズタボロだ。









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