──ファンレターから始まる恋。

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ー優太sideー









今日は、雑誌の撮影。








──ﾊﾟｼｬ。






他の人が撮影している間に









俺は、控え室でくつろいでいる。








そして、近くにいた宮近と話した。









優太「宮近〜。俺の撮影まだ〜？」








宮近「それは、俺もだよ。」









優太「まじか。仲間だな(笑」









宮近「神宮寺 岩橋が長いんだよ。……あっ！」









宮近が何か思い出したように言った。









宮近「玄樹って、この前

記者の人に取られてたよね？」









もはや、このことは









Jr.の中で有名な話。









中には、玄樹のことを茶化すJr.もいる。









優太「そうだな。」









俺は、読みかけの雑誌を手に取った。









宮近「そんでさ、本人に聞いたのよ。

そしたら、本当に付き合ってるんだって〜！」









それを聞いて、一瞬









時が止まったように感じた。









あいつ……。









なにやってんだよ。









雑誌を戻し、宮近に聞いてみる。









優太「それ、本当？」









宮近「うん、他の人にも

そう言ってたから本当だと思うよ〜！」









ﾆｺﾆｺしながら宮近は答えた。









なんで、そんなでたらめばっか言うんだ。









Aがあんな苦しんでるのに。









そう考えると









俺は、黙り込んでしまった。









宮近「岸くーん？おーい！」









宮近の声がわからないくらい









Aのことが心配になってきた。









──次、岸くんの番だよー！









スタッフの人が俺を呼ぶと






こっちに意識が戻った。









スイッチを入れて









アイドル 岸優太









に、戻った。









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