──ファンレターから始まる恋。

39 ページ47

.


ージェシーsideー









作戦通り、岩橋を連れてきた。









作戦？









それは、これから行うからよく見ててね？









それと……








岸は仕事の都合でいません。









さ、始めますよ。









ジェシー「ねぇ、最近岸と話さないよな？」









岩橋「……それがなにか？」









まだ、作り笑いしてる。









俺は騙されないぞ。









ジェシー「岸に聞いたんだけどさ。



”ストーカーしてるんだって？"」









玄樹「……なに言ってるんですか。

そんなの、嘘に決まってますよ。」









すると









樹「あ、俺レッスン戻るね。」









そう、言い残し









2人きりにさせた。









さて、続きを。









ジェシー「ふーん。まだ嘘つくんだ？」









岩橋「嘘じゃないですよ〜？」









いつまで嘘の笑顔作ってるんだ。









そろそろ









"化けの皮剥がしてやるよ”









ジェシー「Aちゃんだっけ？

岸から聞いたよ。」









玄樹「っ……。」









名前を出すと一気に
笑顔から真顔に変わった。









ジェシー「その子に、毎日ストーカーしたり

嫌がらせしてるんだって？」









玄樹「だから何ですか？」









今まで聞いたことないような声で反論してきた。









ジェシー「んで、その携帯にある画像。


”事務所にバラそうとしたんだろ？"」









玄樹「……ｸｿｯ。」









俺を睨みつけながら屋上を出た。









これも作戦通り。









岩橋は

逃げて社長室に向かうと思って









樹くんを社長室の前で待ち伏せさせたの。









.

40→←38

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す