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軍隊「隊員は全員乗り込め。」
チョンサン「すみません。何人かだけでもダメですか。」
チョンサンが言うと軍隊の人は空に向かって銃を乱発させた。
チョンサン「お願いですから。何人かだけでも助けて。」
チョンサンは軍隊の人たちのところへ近づこうとするがまた乱発させられた。
A『っ、、、』
チョンサン「どうして。」
軍隊「すまない」
軍隊の人はチョンサン達に謝るとヘリコプターへ戻っていった。
A『…。』
Aはナムラを抱きしめ離れていくヘリコプターを見つめた。
ヒョリョン「見捨てられたんだ。そうでしょ。もう誰も助けにきてくれない。」
ヒョリョンは泣きながら言った。
ジュニョン「でもどうしてだろう。」
ウジン「多分俺たちがみんなゾンビだと思ったんだろ?」
ジュニョン「それなら殺してるよ。俺たちを殺さずに残してなんていかないよ。」
チョンサンは焚き火を蹴り火を足で消した。
オンジョ「何してるのよ。」
チョンサン「意味ないだろ。もう誰も助けに来ないんだから。」
チョンサンはみんなで作ったS.O.Sの文字もバラバラに崩し叫んだ。
これからどうするか考えていると雷が鳴り始めた。
ナムラが耳を抑えるようにしゃがんだ。
A『ナムラっ!大丈夫!?』
ナムラ「耳がすごく痛い。」
スヒョク「これを耳にいれろ。イヤホン代わり。」
スヒョクは自分の制服を破りナムラに渡した。
A『ありがとう。』
雷が再度なると雨が降ってきた。
デス「雨だ。雨。やったー!雨が降ってきた!」
ずっと水を飲んでなかった為喜んだ。
Aは雷の音を嫌がるナムラのそばから離れず支えていた。
喜びから悲しみに変わりみんなは泣きはじめた。
チョンサン「ジュニョン。ゾンビ達は音に反応するけど、雷が鳴ってる間に動けば聞こえないよな?」
チョンサンは何か思い付いたかジュニョンに聞いた。
ジュニョン「あぁ。」
チョンサン「誰も助けには来ない。ここで死を待つより外に出て死んだ方が良くないか?」
ジュニョン「どこに行く。どうやって行く。」
チョンサン「講堂の裏口を出てテニスコートの方に向かう。そこから英語寄宿舎に抜ければ裏山に行けるんじゃないか?」
チョンサンは山を指して言った。
みんなは雨に濡れないよ屋根があるところに集まる。
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kana - めっちゃ面白いです!続き楽しみにしています! (2022年3月31日 23時) (レス) @page17 id: 0bdc726c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むーさん | 作成日時:2022年3月31日 23時