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．
私はすぐに答えることは出来なかった。それでも、麗日さんは黙って聞いてくれていた。
「諦めたくない…です。それなら告白して砕けたい」
「じゃあ告白したらええやん」
「そ、そんな簡単に言わないで下さい！」
そりゃ勇気があればやってる。
でも、これから気まずい雰囲気になったらやだなーとか、ずっと友達のような関係がいいなーとか、言い訳して目を背けてた。
「轟くんはモテるよ、取られてもいいの？」
「っ……」
知ってる。
「さっきの人がやってたこと、やりたくないの？」
「……」
さっきの人とは如月さんの事だろう。
そりゃ、やりたいキスもハグもその先も
「もしチャンスがあるなら、掴んだ方がいいんやない？」
「……はい」
「七瀬さんには幸せになってほしいんだ、私」
「ありがとうございます」
麗日さんもそう言ってくれている。
頑張ろう、そう決意した。
．
寮に帰ってきた。
委員会で遅くなって、もう夕飯近い時間になってしまった。
ソファに腰をかけた。
＿＿＿＿＿その時
「Aちゃん！」
「何？」
「伊織ちゃんがね、ずっと部屋に閉じこもってんの！」
「え？」
「もうすぐ夕飯だから呼びに行きたいんだけど、私あんまり親しくなくて…」
「…わかった、私行ってくる」
今までそんなことはなかった。
伊織は結構自分の道を行く人だ。だから弱気になることはほぼない。
(何かあったんだ)
そう思い、伊織の部屋の前に立つ。
「伊織、もうすぐ夕飯だよ」
そう呼びかけると、ドアが開いた。
見えたのは目頭が赤くなってる伊織だった。
泣いてたの？
「部屋に入って」
私はそれを素直に聞いた。
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ゆのん(プロフ) - 410点でクラス10位ってどんだけ頭いいクラスなんだ、と思ってしまいました。とても面白かったです。 (3月19日 21時) (
レス) @page2 id: 9b31ba286d (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 真昼さん» 続いています！まあ、もうすぐ完結の予定ですが (2022年2月27日 18時) (レス) id: 325c7d0f3b (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - これって更新続いていますか？ (2022年2月27日 18時) (レス) @page38 id: 77d92c6539 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» この三人の関係は複雑ですよね。ちゃんと書けているか不安でしたので、そう言って頂き嬉しいです！本当にありがとうございます！頑張ります！ (2022年1月31日 16時) (レス) id: 325c7d0f3b (このIDを非表示/違反報告)
無気力に自信が有る人 - なんか、むずがゆいですね…（言い方）でも、めっちゃ可愛いです！更新頑張って下さい！ (2022年1月31日 12時) (レス) @page21 id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かほ | 作成日時：2022年1月14日 23時
